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【週刊テレビ時評】低調の春ドラマ 「Answer〜警視庁検証捜査」「Wの悲劇」は平均視聴率1ケタ台で幕!

 4月にスタートした春ドラマは、一部を除き低調だ。

 すでに、「家族のうた」(オダギリジョー主演=フジテレビ系列・日曜日午後9時〜)、「クレオパトラな女たち」(佐藤隆太主演=日本テレビ系列・水曜日午後10時〜)は全8話で事実上打ち切りとなった。平均視聴率(以下、ビデオリサーチ調べ、関東地区)は「家族のうた」が3.9%、「クレオパトラな女たち」が7.8%だった。

 先週、テレビ朝日系列の3つの春ドラマが終了。「相棒」(水谷豊主演)の後継番組として、同局の期待が高かった「Answer〜警視庁検証捜査」(観月ありさ主演=水曜日午後9時〜)最終話(9話=13日)は8.4%で、平均視聴率は9.6%と1ケタ台に終わった。

 武井咲を主演に起用した「Wの悲劇」(木曜日午後9時〜)最終話(8話=14日)は9.4%で、平均視聴率は9.1%と、こちらも2ケタに乗らず。

 第9シリーズとなった「新・おみやさん」(渡瀬恒彦主演=木曜日午後8時〜)最終話(9話=14日)は12.3%で、平均視聴率は11.0%とかろうじて2ケタ台をキープ。昨春の前シリーズの平均11.5%と、ほぼ変わりがなかった。

 相変わらず、乱高下を繰り返しているのがTBS系列「ATARU」(中居正広主演=日曜日午後9時〜)で、第10話(17日)は13.5%と、前週(10日)の17.1%から大きくダウン。次回は最終話で、いかなる数字で終えるか注目が集まる。

 「ATARU」と視聴率戦争を繰り広げている日本テレビ系列「行列のできる法律相談所」(日曜日午後9時〜)も、17日は10.6%と低調。裏でテレビ朝日系列が放送した「そうだったのか!池上彰の学べるニュース 世界が大不況に!?緊急解説SP」(17日日曜日午後8時58分〜11時19分)が15.2%の好視聴率を獲得しており、同番組に食われた格好だ。「家族のうた」の穴埋め番組、「ドラマチック・サンデー〜早海さんと呼ばれる日スペシャル後編」(17日日曜日午後9時〜)は7.8%で、前編(10日)の6.3%より、やや上昇した。

 低迷する視聴率の打開策として、ツイッター解説を導入したNHK大河ドラマ「平清盛」(日曜日午後8時〜)第24話(17日)は12.1%に終わった。もはや、このあたりの数字が“実力”と解釈すべきなのか…。

 高視聴率を連発している「2014FIFA W杯サッカー・ブラジル大会アジア地区最終予選」、日本×オーストラリア戦(テレビ朝日系列=12日火曜日午後6時56分〜9時)は35.1%で、ヨルダン戦(8日)=31.6%、オマーン戦(3日)=31.0%をさらに上回った。

 また、ここ最近、低迷していたナインティナインのフジテレビ系列「めちゃ×2イケてるっ!」(土曜日午後7時57分〜)17日放送分は16.3%をゲット。久々の好視聴率を得た。
(坂本太郎)

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