search
とじる
トップ > 芸能ニュース > 企画の枯渇ぶりを露呈する各局のバラエティー番組

企画の枯渇ぶりを露呈する各局のバラエティー番組

 ここ数年、連日、民放キー局のいずれかでバラエティー番組が放送されバラエティーファンにとっては飽きない日々が続いているが、「テレビ局の新入社員は相変わらず制作志望が多いが、ドラマ志望は少数派。圧倒的にバラエティー志望が多い」(テレビ関係者)という状況だけに、企画が似たりよったりなのは、いた仕方ないが、かといってやり過ぎが許されるはずがない。

 酒の一気飲みなどで子供を失った遺族らが作る「イッキ飲み防止連絡協議会」(石谷師子代表)は18日、フジテレビに対して9日に放送された同局のバラエティー番組「めちゃ×2イケてるッ!」の内容が、急性アルコール中毒を招きかねない危険な飲酒を助長したとして文書で抗議した。

 抗議の内容は、同番組中の「めちゃイケ酒豪No.1は誰だ!決定戦」のコーナーで、レギュラー出演者十数人が、夕方から翌朝まで長時間にわたって飲み会を開き、飲酒量を競ったり、飲酒を強要したりしたことが危険な行為と指摘。番組内での謝罪と再発防止策などを求めたものだが、同局は今のところ、「内容を精査して対応する」とコメントしている。

 「同連絡協議会の発表によると、一気飲みによって、ここ30年で98人が亡くなっており、その多くが学生です。また、花見シーズンは一気飲みによる死亡には至らなくても、急性アルコール中毒で搬送される人が多く、社会問題となっている。今回抗議を受けた企画の内容だと、ロケの費用も抑えられるし、手っ取り早く収録できるので、制作費に対するコストカットの嵐が吹き荒れるテレビ各局にとってはやりやすい企画だが、それをやらなければいけなかったということは、企画が枯渇していたのだろう」(放送作家)

 抗議を受けた同日の同番組の視聴率は12.8%で前週の10.2%よりもアップしたが、せっかくの視聴率アップも台無しになってしまった。

関連記事


芸能ニュース→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

芸能ニュース→

もっと見る→

注目タグ