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信長役はハマらなかった天海祐希

 女優の天海祐希が織田信長を演じ、5日と6日の2夜連続で放送された時代劇ドラマ「女信長」だが、5日の視聴率が8.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、6日が8.7%とコケてしまった。

 同ドラマはもともと昨年12月に放送予定だったが、今年4月に延期となっていた。

 先月には同ドラマで羽柴秀吉役を演じた伊勢谷友介とお市の方を演じた長澤まさみの熱愛が発覚。2人のほかには内野聖陽、小雪、西田敏行、佐藤浩市ら豪華キャストが脇を固めているため、このところ視聴率が低迷する同局内ではかなりの期待が寄せられていたという。

 「制作費は数億円で映画並み。それだけに、コケることは許されず、編集に編集を重ねたため放送が延期されていた。しっかり制作費を“回収”するためもあってか、先月に行われた制作発表会見では海外70カ国へ配信することが発表されていた」(フジテレビ関係者)

 主演の天海は元宝塚のトップスターでもともと女性の支持が高かっただけに、時代劇に新たなファン層を開拓することも期待されていたようだが、フタを空けると他局の番組に惨敗。6日の同時間帯の裏番組ではテレビ朝日の土曜ワイド劇場「タクシードライバーの推理日誌 殺人ツアーの乗客」が16.2%でダブルスコア近い差をつけられ、テレビ東京の「出没! アド街ック天国」は8.3%で危うく抜かれるところだった。

 「天海といえば、このところのドラマで定番となっている『結婚できないアラフォーのキャリアウーマン』のキャラがすっかり定着。それがこれまで数々の名優が演じている信長を演じるのはかなりハードルが高く、視聴者を取り込めなかったようだ」(テレビ関係者)

 ミスキャストで時代劇ファンにそっぽを向かれてしまったようだ。

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