もこみちといえば、俳優の反町隆史、竹野内豊、女優の天海祐希、菅野美穂らが所属する大手芸能プロに所属。デビュー時から猛プッシュされ、05年に仲間由紀恵主演の学園ドラマ「ごくせん」(日本テレビ)の生徒役でブレーク。翌06年には「レガッタ〜君といた永遠〜」(テレビ朝日)で連ドラ初主演を五輪を目指す大学のボート部員を演じたが全9話の平均視聴率はゴールデンにもかかわらず5.4%と見事に“沈没”。以後は主演ドラマがことごとくコケ、いつの間にか“低視聴率男”と呼ばれるようになり、イメージを一新しようとしたのか、所属事務所は今年からTBS版「浅見光彦シリーズ」の主演に沢村一樹の後釜としてもこみちをブッキングしていた。
「長身・イケメン・色黒の浅見光彦はある意味斬新。しかし、どう考えても以前からの同シリーズのファンは“拒絶反応”を起こしそうだが、TBSは他局の料理コーナーで取り込んだもこみちファンの主婦層の視聴率獲得を狙っているのが見え見え」(テレビ関係者)
なかなかパっとしない本業の俳優業だが、それに比べて絶好調なのが料理人としてのビジネス。今や料理コーナーでもこみちの代名詞となっているのがオリーブ油。「ファンの間ではその日の使用量や、どの高さから振りかけたかなどが話題になっている」(芸能記者)というが、そこに目を付けたのが同局。先月24日、ひと瓶5250円のもこみちがプロデュースしたオリーブ油「MOCO'Sキッチン エキストラヴァージンオリーブオイル」を限定1万5000本で発売。同商品が発売のタイミングに重なり、料理コーナーのレシピ本が料理本のアカデミー賞と言われる「グルマン世界料理本大賞」を受賞し、仏・パリで行われた授賞式にもこみちが出席した。
同誌によると、これまで発売したレシピ本6冊、1枚4500円のエプロン、そして新商品のオリーブ油などの売り上げでざっと5億円を荒稼ぎしたというから、決して俳優は“天職”ではなかったようだ。