問題となっているのは、番組中に報じていた、秋元司衆議院議員の日本の統合型リゾート(IR)事業を巡る汚職事件について。秋元議員は自民党に離党届を提出し受理されているが、この事件について話を振られた東国原は「特捜部がなぜ捜査に踏み切ったか、これは権力闘争です。当たり前じゃないですか」と断言。秋元議員が二階派であることから、二階俊博党幹事長、菅義偉官房長官、安倍晋三首相、麻生太郎副総理の間で権力闘争が起こっているとしていた。
これにケンドーコバヤシが「でも東京地検特捜部は権力にくみさないんじゃないですか?」と疑問をぶつけると、東国原は特捜部の上層部の人事は内閣人事局が決めると指摘。「人事にも政治が絡んでますよね」と言い、さらに「桜を見る会がずっと追及されているので、それをつぶすためにこの事件の捜査に踏み切ったという見方もできます」と発言していた。MCの石井亮次アナウンサーは「これはあくまでも東さんの推測です」としており、東も「8割推測です」とおどけたものの、「でも、そうやって動いてるんです、実際」と話していた。
しかし、この主張に視聴者からは、「やばい…」「ネットの書き込みレベルのことテレビで言うかな?」「陰謀説唱え始めたら芸能人は終わり」といった苦言が多く集まってしまった。
最後には「命がけですよ」と言い、「来週出なかったらそういうことだと思ってください」と話し、「来週は(放送が)休みじゃないですか」と指摘されてふざけていた東国原だったが、この“陰謀説”に、東国原のコメンテーターとしての能力に不安を抱いた視聴者も少なくなかったようだ。