小池は“宇宙一のメロンパイ”のキャッチフレーズで1998年にデビュー。元々は、女優志望で親にも「グラビアはやらない」と説得して芸能界入りしたという。だが、自身の骨太でグラマラスな体型を逆手に『威圧系』と名乗り、グラビア界で存在感を放った。
そのグラビア界を巡り、小池と共演NGとささやかれている相手が、同じくグラビア出身の女優・釈由美子だという。事の発端は、釈サイドによる“共演拒否”騒動と言われている。
「某バラエティ番組のスタッフが、釈にオファーを出したところ、小池もキャスティングされていたことが判明したのです。すると、釈の事務所は『小池が出るなら釈は出さない。釈は“女優”だから、あんな胸だけのタレントと一緒にされたくない』と却下したそうです。それを知った小池サイドは当然のごとく激怒したそうです」(制作会社ディレクター)
「収録現場では、何様のつもりだと大ブーイングが上がったようです。結局、釈はその番組に出ることはなかったのですが、小池サイドの怒りはなかなか収まらなかったようです」(芸能関係者)
小池は2004年に元所属事務所が分裂騒動を起こして以降、女優業に転換。すると、05年に出演した『大奥〜華の乱〜』(フジテレビ系)で、女優との向き合い方に変化を与えた。以降、映画やドラマ出演のオファーは、ひっきりなしに。その演技力は高く評価され、数々の賞を受賞した。
中でも、記憶に新しい2017年、同年に放送された『母になる』(日本テレビ系)において、「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」で“助演女優賞”と名誉ある賞を受賞した。子どもができないなどさまざまな苦悩と戦う女性を熱演した小池は、「私も結婚して10年」と、不妊に悩む女性に同感し、「(小池に)子どもはいません。そういう女性たちの代弁者になったつもりで演じました」と辛い役どころであったことを語り、多くの女性から共感された。
“胸だけのタレント”と軽視されていたあの頃とは打って変わった小池は、“女優”として「(小池の)代わりはいない」と、特別な言葉をかけられるまで成長した。どの仕事も全力でこなす努力の成果はこうして実を結んだのだ。
一方、釈といえば、1997年のデビュー当時は、天然の不思議ちゃんキャラがウリだった。その後は、数々の映画やドラマにも出演し、女優として才能を開花。その演技力の幅は広く、色気のある役からお堅い役までこなせる名脇役として定着しつつある。
これまでの功績からみると、釈がこだわった“女優”としての軍配は小池に挙がるであろう。多くのアイドルやグラビアアイドルが女優に挑戦している中、最も成功したとも言えるグラビアアイドルの一人である小池。今後も、グラビア界から名女優が誕生するのか、注目していきたい。