search
とじる
トップ > 社会 > 意外にスピードが出て危険? 免許不要の「シニアカー」問題が全国で急増、死亡事故も

意外にスピードが出て危険? 免許不要の「シニアカー」問題が全国で急増、死亡事故も

pic pic

画像はイメージです

 7月3日放送の『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)で、免許返納後の高齢者が乗る交通手段として「シニアカー」が紹介され話題を呼んでいる。

 番組によると、現在社会問題となっている高齢者の危険運転に対し、免許を自主返納した高齢者の移動手段として、運転免許証不要で運転ができる「シニアカー」が注目を浴びている一方、痛ましい交通事故も相次いでいるという。

 「シニアカー」は、高齢者の間では自動車代わりの移動手段として販売数が年々増加しており、非課税かつ安価なレンタルサービスも充実。最新鋭のシステムを使い、事故を防ぐための制御機能を備えているほか、最高時速も6キロとゆっくり。自動車を使えなくなった高齢者の第二の足として、今後いっそう普及するのではないかとされているのだ。

 しかし、シニアカーは自動車ではなく電動車いす扱い。運転免許証なしで誰でも運転できてしまうため、道路を逆走してしまったり、赤信号でも車道に飛び出してしまう高齢者が多いようだ。5月には山梨市の踏切内でシニアカーに乗った女性が、特急列車にはねられ死亡する事故も起きているという。

 ネットではこの放送内容に対し「自動車でもシニアカーでも判断能力のない高齢者が乗るのは危険なのでは」「シニアカーは歩行者扱いなので、自動車感覚で車道に入られると非常に怖い」「免許不要で乗れてしまうので、購入されたらアウトでは」といった声のほか、時速6キロではあるものの、成人男性が歩くよりはスピードがあり、接触事故の体験談も投稿されていることから「やはり危険ではないか」との声が相次いでいるという。

 スタジオには市販のシニアカーが持ち込まれ、カンニング竹山が運転し、乗り心地を体験。竹山もシニアカーの制御機能の性能の高さには理解を示しつつも「(免許証が不要だと)道交法を理解しているかの基準が測れないと思う」と懸念していた。

 ネットでは、竹山のコメントにも賛同する声は多く、「やはり危険運転の解決策にはならないのではないか」との投稿が続出。やはり残された問題は多いことを実感させる特集となった。

関連記事


社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ