発売前にネット通販などでは初回限定版の予約分完売が続出。店頭販売でもオタ系ショプのみならず、タワーレコードやHMVなどの大型CDショップでも発売直後から品薄状態が相次でいるようだ。収録曲は本編中の劇中歌がメインで、歴代のOP、EDは未収録。価格は税込みで通常版が3465円、初回限定版が3990円。CDアルバムとしては高めの価格設定にもかからわずこの好調ぶりは驚愕だ。
さて、ここまでくるとオリコンなどのアルバムセールスランキングでどこまで食い込むかが気になるところだが、今回、「放課後ティータイム」と発売日が重なったなかで注目のCDアルバムは中島美嘉の『STAR』とスピッツの『とげまる』。中島美嘉は2年ぶり、スピッツは3年ぶりのニューアルバムリリースとなる。去年にミニアルバム『放課後ティータイム』で、数々の音楽ランキングでキャラ名義としてのCDでは初の週間アルバムランキング1位を取っているとはいえ、今回は強敵揃い。果たしてどうなるか。ただ、上位入りはほぼ間違いなので、サングラス姿の有名司会者がいる、某歌番組のアルバムランキングで映像が流れて会場を微妙な空気にすることは確実だろう。
このフルアルバムが発売決定になった頃は、本編の放送スケジュール的にこれが最初で最後のフルアルバムになると思っていたが、その後映画化も決定され、まだまだサプライズが隠されている予感もする。もしかすると今後、セカンドアルバムやベストアルバムの発売も期待できるかもしれない。(斎藤雅道)