◎ファイアーフロート
○メイショウレガーロ
▲キョウエイアシュラ
△ムラマサノヨートー
△セイクリッドバレー
データを紐解くまでもなく中山開幕週のマイル戦は「先行馬」が定石だ。前半が超ハイペースにならない限り、4角で5番手以内の位置取り馬につけている馬が狙いとなる。前走の長岡Sを勝ってオープン入りしたばかりだが、先行力のあるファイアーフロートには絶好の舞台設定となる。その前走は、7か月ぶりの実戦に加えて初めての1400m戦、トップハンデの57キロと楽な条件ではなかった。しかも前半に10.4→10.9とハイラップを刻みながら、後続の追撃を凌いでのV。評価できる内容だった。今週の追い切りは、先週ビシッと追っているので調整程度に半マイルからサラッと流しただけだったが、キビキビした動きで休み明けを使った反動は皆無。むしろ上積みを感じさせる動きだった。テンションが上がりやすいタイプで輸送競馬に多少の不安は残るが、その点に関しては陣営も最善策で臨むはずだ。
【馬連】流し(7)軸(3)(5)(10)(14)
【3連単】フォーメーション(7)→(3)(5)(14)→(3)(5)(10)(14)
◆阪神10R セントウルS
◎キンシャサノキセキ
○ヘッドライナー
▲サンダルフォン
△ダッシャーゴーゴー
△スカイノダン
高松宮記念以来となり久々の実戦というのが気になるキンシャサ。しかも初めて59キロを背負う…仕上げに関しては、秋の目標であるスプリンターズS前の一戦だけに、「間隔は空いたが力を出せる状態」程度だろう。59キロの斤量に関しては、「能力でカバーしてほしい」というのが本音か。過酷な斤量はG1馬の宿命であるが、昨秋あたりから以前とは比較にならぬほどパワーアップしており、あっさり克服する可能性がある。重賞4連勝中、いずれも着差以上の強さ、まさしく競馬力(けいばぢから)を見せつけての勝利はダテではないはず。また、今回の条件下で勝ち切るようなら春秋スプリントG1連覇が現実味を帯びてくる。相手には、坂のあるコースに実績はないものの、先行力が魅力のヘッドライナー、一叩きして上積みの見込めるサンダルフォン、流れに乗れれば必ず伸びてくるダッシャーゴーゴー、夏場の好調子を維持しているスカイノダンあたりを。
【馬連】流し(2)軸(9)(11)(13)(16)
【3連単】フォーメーション(2)→(9)(11)(13)→(9)(11)(13)(16)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。