一年前に付き合っていた男性は、とても私のことを大切にしてくれていました。仕事や飲み会で帰りが遅くなる時にはいつも迎えに来てくれて、同僚や友人からも「優しい彼氏さんだね」と言われるくらい、本当に自慢の彼氏でした。
>>別の女に見立てて彼女と行為を行う男~本当にあった怖い彼氏~<<
そんな彼とは、付き合い始めて三回目のデートでそういう行為をすることに。テーマパークで遊んだ帰り、彼が「ホテルに行きたい」と言い出したので、覚悟を決めてついて行くことにしました。
シャワーを浴びてベッドに横たわると、彼は私の体を丁寧に愛撫し始めました。
こういうところも優しいんだなぁ、と思いながら彼に身をゆだね、私たちはとうとう一つに。テーマパークから帰ってきて妙なテンションだったこともあって、行為はどんどん激しくなっていきます。
すると、下半身に何かが刺さったような痛みを感じました。視線を落とすと、彼が私の太腿に噛みついていたんです。私が思わず「痛い!」と叫んでしまったことで彼も我に返ったらしく、「ごめん!興奮してつい……」と謝ってくれました。
けれど、どうやら彼は噛み跡をつけるという行為に味を占めてしまったらしいんです。
後日、彼の家でデートをした時もソファ座る私の横に腰かけてきたと思うと、「二の腕、噛んでもいい?」「美香のほっぺ、柔らかくてかわいいね。跡、残したいなぁ」と言ってくるように。
噛まれると痛いだけだからと断ると、彼に「美香が俺の大事な彼女っていう印をつけたいんだ」と真面目な表情で訴えかけられました。
結局、その時は流されてしまったんですが、その後何度か体を重ねるたびに体中を噛み跡だらけにされてしまって、彼とはお別れしました。今思えば、かなり強い人だったのでしょうね。
取材・文 篠塚まちね
写真・Tambako The Jaguar