私の元カレは大企業に勤めるハイスペックな男性でした。付き合う前からよくプレゼントをくれたりご馳走してくれたりしたので、彼の要求にはなるべく応えようとしていたんですが、見返りの求め方が異常でした。
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付き合うことになり、最初の食事の日。私が“今日は私が払います”と伝えたんですね。すると彼に止められ、“あとでカラダで払ってもらうから”と言われ…。ドキッとするじゃないですか。そういうことなら頑張らなくちゃと前向きに捉えていました。そして彼の家に行き、初めて結ばれた後です。部屋を少し片付けて、家に帰ろうとしたら、「まだ仕事が残ってるんだけど」と言われたんです。「まあ、初日だからいいか」とその日は帰してくれたんですが…。
次に彼の家に行った時。まず、マッサージをさせられました。1時間ほど続けさせられ、今度は急にベッドに押し倒されて抱かれたんですね。終わったと思いきや、「風呂掃除をして欲しい」と言われました。そういうことがしばらく続き、以前彼が言っていた「カラダで払ってもらう」というのは、このことなのかと。求められているのは奉仕というより、労働なのだと徐々に分かってきました。
それでも、彼がしてくれた分の対価は払わなければと頑張っていたんですが、要求は次第にエスカレート。急に呼び出されては、こき使われるようになりました。私が連絡を無視すると、会社にまで電話されて…。
そんなある日、彼の元カノと知り合いだという人に会ったんです。その人の話では、元カノも私と同じような目に遭い、ボロボロになり、心を病んでしまったそう。私も気を付けるように忠告されました。怖くなった私は、彼との連絡を完全に断ちました。きっと今も新しい犠牲者が出ていることでしょう。
写真・Collin Parker