CLOSE
トップ > 社会 > 横浜市長「カジノ誘致」は表向き!? 本音は「オペラハウス建設」か

横浜市長「カジノ誘致」は表向き!? 本音は「オペラハウス建設」か

pic pic

提供:週刊実話

 去る8月22日、横浜市がカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致に乗り出すと正式に発表した。山下公園に隣接する横浜港・山下ふ頭を候補地とし、2020年代後半の開業を目指すという。

 IR誘致に名乗りを上げたのは、大阪府・市、和歌山、長崎両県に続いて4カ所目で、政府は9月4日、選定基準を盛り込んだ基本方針案を公表。早ければ来年中にも開業地が決まる見通しだ。

「横浜市の林文子市長は『税収確保のために有力な手段』とIR誘致に前向きでしたが、2017年6月の市長選で、三選達成のために一転して『カジノは白紙』と姿勢を改め、それ以来ずっと沈黙を守ってきたのです。林氏は初当選時こそ旧民主党が担いだ候補でしたが、今では地元選出の衆院議員・菅義偉官房長官の直系市長です。菅氏はイベント好きの林市長がブチ上げた2026年国際花博の横浜誘致に力添えをするなど、恩を売っている。今回のカジノ誘致の発表の裏には、春の統一地方選と夏の参院選後の『19年夏に発表』という筋書きがあったはずです」(地元事情通)

 ところが、山下ふ頭を含め横浜港の主要な埠頭で事業を行っているのが「藤木企業」で、同社の“ハマのドン”こと藤木幸夫会長はカジノに反対を表明している。

 林市長はIRを誘致する理由について「税収確保のため」と言っているが、具体的な構想の1つがオペラハウスだ。
「ビジネス経験の長い林市長の趣味はオペラ鑑賞で、横浜に専用劇場を作りたいという構想を温めていました。しかし、オペラで採算を取るのは至難の業です。しかも多額の税金を投入すれば市議会や市民の反発は必至でしょう。そこでカジノ誘致に成功すれば、その収益を劇場の整備・運営に回すことができ、市長の夢がかなう。林市長の任期は2021年までありますから、それまでにやり遂げるつもりです」(某市議)

 市長が理想とするのはオーストラリア・シドニーのベイにそびえる「シドニー・オペラハウス」だ。20世紀を代表する近代建築物であり、世界的に有名な歌劇場・コンサートホール・劇場併設施設である。夢はあるが果たして…。

社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ