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あおり運転の犯人、“別人”がネットで拡散 切り込んだ『ミヤネ屋』に称賛も宮根にとばっちり?

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画像はイメージです

 10日に常磐自動車道で発生したあおり運転殴打事件で、車を運転していた男と同乗していた女が18日に逮捕された。報道番組やワイドショーでは連日、この事件が取り上げられている。20日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)でもこの事件を取り上げたが、その中で犯人の逮捕前、「同乗していた女」として全く別人の女性がネット上で「特定」されたことも紹介していた。

 これについてコメンテーターの本村健太郎弁護士は「名誉棄損ということになりますよね」と指摘。さらに「つい気軽にネット上の情報を信じてしまって、正義感からやってしまう人も多いと思うんですが、結果的に嘘の情報を拡散してしまうと、自分も名誉棄損って罪になりますから。単にリツイートしただけでも同じ罪になりますから」と安易に情報を拡散しないよう呼び掛けていた。

 同じくコメンテーターのアンミカも、「『社会的に許されへん』って問題があるとみんなが裁こうとしてしまう、正義感で。やっぱりそこはプロに任せてね」とコメント。読売テレビ解説副委員長の高岡達之氏も、警察の入念な捜査があって初めて容疑者を逮捕できると強調し「お気持ちは分かるけども、裁くっていうことはそれほど大変なことだということを、もう一回認識したほうがいいですよ」と訴えていた。

 暴走した一部ネットユーザーによって別人が犯人に仕立て上げられてしまった同問題。逮捕以来物議を醸していたこともあり、この日の放送に視聴者からは、「本当、その通りだよね」「めちゃくちゃいいこと言ってる」「正義感の暴走なんだよね…これは事件と同等くらい大きく取り上げた方がいい」と称賛する声が集まっていた。

 「また、この一週間はMCの宮根誠司が夏休み中。宮根といえば、番組の中で視聴者の不信感を募らせる発言をしたり、人の話をさえぎって持論を展開することも多々ある。MCであるにもかかわらず、『番組の一番の嫌われ者』といった状態になっています。そんな宮根がいなかったことで視聴者から『宮根いないと見やすい!』『話が分かりやすいな』といった声も。宮根の不在が称賛を呼んだのかもしれません」(芸能ライター)

 大きな問題となったデマ問題。情報の取り扱いには注意が必要なようだ。

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