これについてコメンテーターの本村健太郎弁護士は「名誉棄損ということになりますよね」と指摘。さらに「つい気軽にネット上の情報を信じてしまって、正義感からやってしまう人も多いと思うんですが、結果的に嘘の情報を拡散してしまうと、自分も名誉棄損って罪になりますから。単にリツイートしただけでも同じ罪になりますから」と安易に情報を拡散しないよう呼び掛けていた。
同じくコメンテーターのアンミカも、「『社会的に許されへん』って問題があるとみんなが裁こうとしてしまう、正義感で。やっぱりそこはプロに任せてね」とコメント。読売テレビ解説副委員長の高岡達之氏も、警察の入念な捜査があって初めて容疑者を逮捕できると強調し「お気持ちは分かるけども、裁くっていうことはそれほど大変なことだということを、もう一回認識したほうがいいですよ」と訴えていた。
暴走した一部ネットユーザーによって別人が犯人に仕立て上げられてしまった同問題。逮捕以来物議を醸していたこともあり、この日の放送に視聴者からは、「本当、その通りだよね」「めちゃくちゃいいこと言ってる」「正義感の暴走なんだよね…これは事件と同等くらい大きく取り上げた方がいい」と称賛する声が集まっていた。
「また、この一週間はMCの宮根誠司が夏休み中。宮根といえば、番組の中で視聴者の不信感を募らせる発言をしたり、人の話をさえぎって持論を展開することも多々ある。MCであるにもかかわらず、『番組の一番の嫌われ者』といった状態になっています。そんな宮根がいなかったことで視聴者から『宮根いないと見やすい!』『話が分かりやすいな』といった声も。宮根の不在が称賛を呼んだのかもしれません」(芸能ライター)
大きな問題となったデマ問題。情報の取り扱いには注意が必要なようだ。