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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(11/9東京・11/9京都)

 先週の注目馬結果分析。東京デビューの注目馬・ウェルブレッドは、スタートでよろけてしまい後方から競馬。道中はやや行きたがる素振りを見せたが、上手くなだめて脚を溜める。3コーナーから上がって行き、直線入り口では早くも3番手。仕掛けられるとしぶとく伸びて1着。ペースが遅いと見るや早めに仕掛けた鞍上の好騎乗も光った。所変わって京都デビューの注目馬・レッドベルダは、まずまずのスタートを切ると3番手の内で脚を溜める。抜群の手応えで4コーナーを回り、あとは抜け出すだけだったが、内を突こうとしたところスペースがなくなり、鞍上が立ち上がるほどのブレーキ。結局最後までスペースがなく、ほとんど追われることなく5着。絶好の手応えだっただけ に勿体ない競馬になってしまった。それでも道中の走りにはバネがあり、まともに追われたら一級品の脚を見せてくれそうだ。

 今週の東京デビューの注目馬は、11月9日(日)第5R芝1800m戦に出走予定のボルダーブルー。馬名の由来は「アメリカの地名+馬主名より」。牡、青鹿毛、2012年1月16日生。栗東・矢作芳人厩舎。父マンハッタンカフェ、母ダイナズクラブ、母父Dynaformer。生産は安平町・追分ファーム、馬主は青芝商事(株)。2012年セレクトセール0歳市場において1942万円で落札された。半兄には5勝を挙げ、本年の七夕賞(GIII)でメイショウナルトの2着に入ったニューダイナスティ(父ディープインパクト)がいる。本馬は胴長で雄大な馬体を誇り、筋肉量も豊富で母系の血が強く出ている印象を受けるが、筋肉の質は父に似て柔らかみがある。蹄は薄めで良馬場でこそ力を発揮できるタイプだろう。距離は中距離以上がベストと見る。なお、鞍上には内田博幸騎手を予定している。

 京都デビューの注目馬は、11月9日(日)第5R芝2000m戦に出走予定のクロイツェル。馬名の由来は「ベートーヴェンの有名なバイオリンソナタ」。牡、黒鹿毛、2012年4月12日生。栗東・須貝尚介厩舎。父マンハッタンカフェ、母ファーストバイオリン、母父Dixieland Band。生産は千歳市・社台ファーム、馬主は社台レースホース。愛馬会法人・社台サラブレッドクラブの募集馬で総額7000万円。半兄には2勝を挙げ、本年の京都新聞杯(GII)、神戸新聞杯(GII)、菊花賞(GI)で2着となったサウンズオブアース(父ネオユニヴァース)がいる。本馬は現状ではまだ少し前が勝った造りをしているが、全体的にはバランスの良い好馬体の持ち主。胸前が深く心肺機能は高そうで、動きには柔らかみがある。距離は中距離が合いそうだ。完成は先になりそうだが楽しみな一頭。なお、鞍上にはクリストフ・ルメール騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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