9月や10月は人事異動がある会社も多く、自然と飲み会が増えてきますね。実はこの時期、新人ホステスが増えるいい時期でもあるんです。
何がいいかって? それは、口説きやすいホステスが増えるからですよ! 新人ホステスは、お客様からのお世辞やお誘いのかわし方になれていません。そのため、うっかりお客様の手口にはまってしまうホステスだって少なくないのです。
ホステスの間でも“気をつけろ”と有名なKさんは、私にこう教えてくれました。
「長年ホステスをやっていると、段々手ごわくなってくる。その手ごわい相手を落とすのも楽しいけど、やっぱり右も左もわからない新人を落とすのが一番楽しいね」
このセリフだけ聞くと、本当に嫌な人ですね。でも、Kさんはとてもホステスの面倒見がよく、気に入られたホステスはとことんかわいがってもらえます。
そのKさん曰く、新人ホステスの落とし方はとてもシンプル。「褒める、口説く、怒る」を織り交ぜてアタックするのだそうです。
日本人男性の多くは女性を褒めません。だから、新人ホステスのことをとにかく褒めてあげるのだそうです。日本人女性が海外に行って、外国人男性に簡単に口説かれてしまうのと似ていますね。
褒め方のコツは、売上のいい人気ホステスと比較して「お前ならチーママの○○よりも人気が出るぞ」とか「○○に比べると、よっぽど美人だし気が利くね」など。
そして、「俺の愛人にならない?」などと絶対に断られそうな事を言ってみます。もちろん相手の新人ホステスはやわらかく断ってきますが、お構いなしに、くどくどと言い続けます。
「ダメですってば!」と、何回か新人ホステスに言われたら、「じゃあ、もういいわ」と逆切れのフリをします。この時新人ホステスは、“お客様を怒らせてしまってどうしよう!”“せっかくついてくれたお客様を逃がしてしまう”などと焦る気持ちが出てきてしまいます。
ホステスを焦らせることができたら「まぁ、でもお前のことは気に入ったから許してやろう」なんて言って、また飲み始めるのだそうです。
これだけで、相手のホステスはホッとするのと同時にお客様をつかまえることができた! と思ってしまうそうですよ。アフターに出かける約束が出来れば、完全に心を開いたホステスを落とすのは簡単だそうです。
私も新人の頃、ワナにはまってアフターまで出かけました。しかし、アフターの焼き鳥屋で散々食べて飲みすぎて寝てしまい、逆に大迷惑をかけてしまいました。Kさんは、“この女はいいや(いらないの意味)”と思ったそうです…。
ライター:西田ひより(竹内レイから改名)
1986年生まれ 愛知県在住
元キャバクラ嬢の経験を生かした恋愛テクニックが得意
http://ameblo.jp/rei-takeuchi/