◎シルポート
○リアルインパクト
▲サンカルロ
△グランプリボス
△マルセリーナ
△リディル
△スマイルジャック
△ワンカラット
マイラーとスプリンターの競演といった感の1400m戦。どの物差しではかればよいのか、なかなか難解なメンバー構成となっている。常識的には、前走・マイルCSで5着に敗れはしたものの、好メンバーが揃っていた安田記念を制したリアルインパクト中心のレースか。しかしながら、実力は認めながらも馬券的には抑え評価にとどめ、思い切ってシルポートから入ってみたい。調教施設の充実などもあり昔のように実戦を使いながら調子を上げていく、そんな昭和的な(?)オープン馬が少なくなった今、典型的な叩き良化型として味のある活躍をみせるこの馬にはなかなかファンも多いはず。毎日王冠→天皇賞(秋)→マイルCS→阪神C…路線図なき運行のようにも思えるが、秋の中距離路線の王道といえる2戦を叩き台にしての3戦目、4戦目、5戦目狙いと考えるのが筋だろう。叩き4戦目、1400mのここよりは1月の京都金杯あたりの方が距離的にも良化度合の点でも魅力ではあるが、秋3戦、ここまで戦ってきた相手を考えればここでは最上位クラスの力量。やや距離不足の感はあるも、天皇賞の衝撃的なレコードの立役者だけに、他に速い馬がいても自分のスタイルを貫いてハナは譲らないはず。叩き4戦目、順調に良化していれば直線の粘りも違ってくる。サンカルロやグランプリボスなど手広く流したい。
【馬連】流し(9)軸(1)(5)(11)(12)(13)(16)(18)
【3連単】フォーメーション(1)(9)→(1)(9)(13)→(1)(5)(11)(12)(13)(16)(18)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。