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秋華賞 2強斬りにアベコーが指名したのは!?

 牝馬3冠ロードもいよいよ大詰め。仲秋の淀を舞台に行われる「第12回秋華賞」(JpnI 京都芝2000m 14日)は、“GIホース”が4頭参戦するバラエティーに富んだ組み合わせとなった。なかでも、ウオッカvsダイワスカーレットの3度目の対決に注目は集まっているが、アベコーこと阿部幸太郎の見解は“両雄”並び立たず。2強に勝るとも劣らない破壊力を秘めた◎ベッラレイアで勝負にいく。
 みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
 先週の毎日王冠。私は◎アグネスアークでいける、と自信があって単勝をドカンと勝負しましたが、まさかのチョウサンに足元をすくわれて2着。大外をまわった分の差。勝負の世界は厳しいですね。
 さて、注目の「秋華賞」は、何といっても64年ぶりに牝馬による日本ダービー制覇を達成した女傑ウオッカの登場。楽に先行したアサクサキングスを、並ぶところなく3馬身差の圧勝劇。ラスト3Fが他を震撼させる33秒0の破壊力。ところが、驚いたのは最高のパフォーマンスを演じたダービーから中3週で宝塚記念に出走。おそらく疲労も残っていたはず。降りしきる雨の中、馬群に沈んでいきました。なぜ?まったく意味のわからない宝塚記念出走でした。
 一方、ダイワスカーレット。これまで先着を許したのがウオッカと、ダービー3着のアドマイヤオーラの2頭だけ。あとはすべて勝ち上がってきているわけですから、これまた大変な名牝です。

 この強力2頭を破るには、先行力で押し切るタイプよりも、一瞬の破壊力、パンチ力を保持している馬。先行タイプはダイワスカーレットに、飲み込まれる恐れがあり苦戦。ウオッカは当面のライバルのスカーレットを徹底マーク。ところが、ウオッカは宝塚の後遺症が残っている可能性も考慮。今回は一枚割り引いて▲と見ています。
 さあ、狙い馬を絞りましょう。ベッラレイアです。最大のセールスポイントは前走のローズSでも見せた強烈な破壊力。そのローズSでは、前半5Fを60秒4のスローで逃げたダイワスカーレットを、直線最内からゴール寸前で半馬身差まで猛追。このときのラスト3Fは33秒2。しかも、馬体重がオークス時よりも18kg増。明らかにこれは成長の証し。スカーレットとウオッカを射程圏に入れて、あの神がかり的な破壊力に期待です。

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