「中国の現地で活躍している日本の芸能人の代表格といえば、元セクシー女優の蒼井そらですね。もともと中国では日本のAVの海賊版が広く流通してしました。いわばインディーズから火がついた形ですね。その後、蒼井そらは中国語を学び、現地でタレント活動を始め、今や人気者となっています。男性でも俳優の矢野浩二の知名度が高いですね。中国で多く作られている抗日関係のドラマにおいて、悪役の日本人を演じ人気となりました。現在はそればかりにとどまらない幅広い役柄をこなしています」(芸能ライター)
さらに、中国で活躍はしていないものの、知名度だけはあるお笑いコンビもいる。
「アンジャッシュですね。彼らが得意とする“すれ違いコント”のネタを丸パクリしたコンビが出現し話題となりました。別の機会には知名度の高い役者がネタを演じることもあり、日本のアンジャッシュが本家本元として認知されつつあります。騒動を受けて、本人たちが『(本当にパクられているのだとしたら)残念に思うが、中国で少しは通用するのかなと思いました』と寛大なコメントを出したことも話題となりました。アンジャッシュの中国語でのコントも見てみたいですね」(前出・同)
中国では都市部を中心に生活水準が大幅に向上し、いまや日本以上ともいわれる。縮小を続ける日本の芸能界よりも、中国での活路を見出すのもひとつの選択といえるかもしれない。