17日に予定されるウズベキスタンとの一戦が、グループ首位通過をかけた戦いとなる日本。順位が違えば、当然その先のラウンド16で相対する国も異なってくるが、対戦が想定される国との相性はどのようなものとなっているのか。過去のアジアカップでの対戦例を対象とし、首位通過、2位通過に分けて以下に見ていきたい。
■グループ首位通過の場合
17日の試合に勝利すれば、得失点差で上回るウズベキスタンを逆転することができる日本。仮に首位で通過となった場合は、ラウンド16でグループEの2位(カタールorサウジアラビア)と対戦することになる。
サウジアラビアとの対戦成績は「4勝1敗」、カタールとは「1勝1敗2分」となっている日本。相性の善し悪しを考えると、サウジアラビアの方が組みしやすい相手といえるかもしれない。
■グループ2位通過の場合
ウズベキスタン戦で引き分け以下の結果に終わると、グループ2位でのラウンド16進出となる日本。この場合はグループBの2位(オーストラリアorシリアorパレスチナ)と対戦することになる。
この3か国との対戦成績は、オーストラリアが「1勝1分」、シリアが「2勝0敗」、そしてパレスチナが「1勝0敗」となっている。過去の激闘や現在の力量を考えると、この段階でオーストラリアと激突するのは回避したいところだろう。
9日のトルクメニスタン戦、そして13日のオマーン戦と共に勝利こそ収めたものの、攻守両面で課題を指摘されてもいる現在の日本。ただ、以上で述べた内容やその先の戦いのことを考えると、やはり2位よりは首位の方がやりやすくなることは明白。「2勝0敗」とアジアカップでは負けなしのウズベキスタンを相手に勝利し、首位通過を決めることはできるだろうか。
文 / 柴田雅人