◎ロードカナロア
○マジンプロスパー
△エピセアローム
△サンカルロ
これまで7ハロン以上のレースに勝ち鞍ななかったロードカナロアが、前走・阪急杯を快勝。海外遠征帰り、しかも58キロを背負いながら優秀な勝ち時計で他をねじ伏せた圧巻の内容だった。GIを連勝しているように、完全に本格化し充実一途、もはや馬群に沈むシーンなど想像もつかない。
レースの焦点は、2着、3着。前走で勝ったロードを0.2秒上回る上がりで0.1秒差まで詰め寄ったマジンプロスパーが相手筆頭。ハイラップを刻んで後続を封じ込むのがこれまでの同馬の好走パターンだったが、中団待機から差してきたように新味を感じさせた。
他では、意外に差し有利な新中京競馬場が舞台なだけに、データに逆らわずサンカルロとエピセアロームを挙げておく。両馬ともロードを負かした実績があり、新興勢力が見当たらないだけに、各馬の力量を推し量る「ものさし」としては格好の実績だ。もう少し手を拡げればより的中率は上がるのだろうが、ロードの相手はこの3頭に絞って勝負したい。
【3連単】フォーメーション (11)→(3)(8)(9)→(3)(8)(9)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。