天皇賞・秋連覇を視界に入れるダイワメジャーが復帰する。
昨年同様、6月の宝塚記念以来、約4カ月ぶりの始動戦となるが、元来、鉄砲駆けには定評がある。ノド鳴り手術明けのダービー卿CT、昨年の毎日王冠、今年の安田記念といずれも勝利を収めており、休み明けは減点材料にはならない。
ただ、今年は馬インフルエンザの影響により、8月末に帰厩する予定が、9月7日と1週間以上遅れてしまった。
「その分の遅れがどう影響するか心配していたが、馬に落ち着きがあるし体も戻った。大丈夫だと思う」
上原師が「影響なし」と判断した理由として真っ先に挙げるのが馬体の回復だ。前走時はキャリア初の510kg台(516kg)まで落ち、結果は見せ場なしの12着。逆に530kg以上で出走したレースは(2)(1)(4)(3)(6)(2)(1)(4)(4)(3)(1)着。今回は「先週の時点で目方を測った540kg。競馬には530kgぐらいで臨めそう」と、まず好走条件はクリアした形だ。
距離も1600〜2000kgがベストで、芝のこの条件は<7424>の実績がある。
「ケイコの感触も良かったし、息の入りも問題ない。いい状態でレースを迎えられそう」
死角らしい死角は見当たらない。秋初戦から“強いメジャー”を見せてくれそうだ。