最も高い視聴率をマークしたのは、木村文乃主演の「マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜」(TBS/火曜午後10時〜)で9.8%(数字は以下、すべて関東地区)だった。木村はデビュー10年目にして連ドラ初主演。
もともと、TBSの同枠は数字を持っておらず、1月期の「まっしろ」(堀北真希主演)は全話平均5.8%で、民放(テレビ東京除く)プライム帯の連ドラでワーストだった。「まっしろ」の初回は7.9%で、それを思えば、「マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜」初回は健闘した方だ。しかし、1ケタ台では視聴率戦争を制したとはいいがたい。
NHK総合のドラマ10「美女と男子」(仲間由紀恵主演/火曜午後10時〜)は6.8%。前クールの同枠「全力離婚相談」(真矢みき=現ミキ=主演)初回は4.0%だった。
AKB48のまゆゆこと渡辺麻友と稲森いずみのW主演となった「戦う!書店ガール」(フジテレビ/火曜午後10時)は6.2%と3局のなかで最低の数字で、厳しいスタートとなった。
前クール同枠の「銭の戦争」(草なぎ剛主演)初回は14.1%だったため、初回だけをみると、半分以下の視聴率。
渡辺は12年1月期に放送された深夜ドラマ「さばドル」(テレビ東京)以来の連ドラ主演となるが、プライム帯では初。深夜帯以外で連ドラにレギュラー出演するのも、これが初めてだ。
同日の同時間帯を制したのは、日本テレビのバラエティ番組「幸せ!ボンビーガール」で、視聴率は13.1%と、どのドラマも完敗だった。
3つのドラマともに、1ケタ台の苦しいスタートとなったが、まだ始まったばかり。第2話以降、数字がどう推移するか注目されるところ。
(坂本太郎)