海外ニュースサイト『THE SUN』は6月25日、マレーシアに住む男性、カレブ・ジェフェリー・リーさんが、デリバリーサービスを使って注文したフライドチキンから大量のウジ虫が湧いてきたのを発見したと報じた。
同記事によると、リーさんはデリバリーサービス「Grab Food」を利用してレストランのフライドチキンを注文。その後、フライドチキンを半分ほど食べた段階で、チキンの中にうじゃうじゃと生きたウジ虫が無数にいるのを発見。驚いたリーさんは、「Grab Food」にクレームを入れてから、マレーシア保健局に通報。さらにレストランの店舗が入るショッピングモールにも苦情を入れたという。
この虫混入に対して「Grab Food」はリーさんに謝罪し、フライドチキン代を全額返金。さらにレストランの担当者にこの件について取り調べをすると発表したそうだ。リーさんは「『Grab Food』に責任があるとは思っていない。この件に関しての責任は全てレストランにある」というコメントと共にウジ虫入りのフライドチキンの動画を自身のフェイスブックにアップした。さらに、後日レストランから直接会って謝罪をしたいと「Grab Food」を通して要望があったことをFacebookの投稿で明かした。リーさんは話し合いに応じる意向だという。しかし、27日現在レストランからリーさんに直接連絡は来ていないそうだ。
このニュースが世界中に広がると「私も食べているラップに虫が混入していた経験がある」「9年前に同じレストランで食事をしたときに、私の食事にも虫が混入していた」と、同様の経験をしたことがあるというネットユーザーからの声や、「レストラン側のこれからの対応が気になる」「フライドチキンは揚げられているはずなのに、なぜウジ虫は生きているのか」といった声が寄せられた。
提供された食事に、虫が混入していた事件は他にも報告されている。
海外ニュースサイト『THE SUN』は、デルタ航空のファーストクラスで提供された機内食から、生きた虫が発見されたと2019年3月13日に報じた。
同記事によると、被害に遭った男性マシュー・クリンクさんは同月8日、デトロイト発シアトル行きの米デルタ航空ファーストクラスに搭乗。機内で提供されたサラダから、生きた虫を発見したとのことだ。その後、マシューさんは、デルタ航空に対して賠償金として50ドル(約5400円)を請求。この事件に対して、デルタ航空は「私たちは一貫性のある質の食事提供に全力を尽くしている」「しかしながら、この事実をきちんと受け止め再発防止に努める」とコメントを発表した。
日本でも牛丼やハーブティーに虫が混入する事件がたびたび起こっている。食品を扱う会社には十分に注意を払ってもらいたい。
記事内の引用について
WRIGGLE ON Lad finds fried chicken takeaway is crawling with maggots… but only after he ate half the meal
https://www.thesun.co.uk/news/9366037/maggots-chicken-takeaway-discovery/
BUG OFF Passenger flying in first class left disgusted after finding a LIVE maggot in his in-flight meal
https://www.thesun.co.uk/travel/8628720/passenger-find-live-maggot-in-flight-meal/