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競輪人国記 奈良(3)

 大井啓世(58期)は大井清の息子だ。兄の栄治(44期)健司(54期)に続いて父親の後を継いだ。長兄の素質は三兄弟で随一だったが、27歳の若さで白血病を発症して亡くなった。
 啓世は一歩ずつ階段を上がり、15年かけてS1にのぼりつめた。昭和61年9月にデビューしてから平成4年の福井でS級優勝するまで5年半もかかったが、中部・近畿の先行が育ってくると成績がグーンと上がりだした。
 「目標に恵まれています。最初から追い込みでの勝負を決めていたので、先行目標のいない時代は苦労しました。松本整(京都)さんや郡山久二(大阪)のアドバイスもあって集中できるようになりました。父は常に我慢と研究といっていますが、ようやく分かるようになりました」

 平成12年にはふるダビ福井で(1)(8)(3)と優参。翌13年には小松島の西日本王座戦で(1)(1)(3)(2)の好成績、一次予選では小倉竜二の後ろからゴール前追い込んで1着、決勝は伊藤保文(京都)の2着に入った。そして平成15年の高松宮記念杯で念願のGI優参を果たした。
 さらに平成16年の静岡・日本選手権では(3)(9)(1)(4)で優参。準決では稲垣裕之(京都)の近畿ラインから小嶋敬二(石川)山田裕仁(岐阜)が突っ張ると山田の後ろにもぐり込み追い込んでいる。番手戦よりも3番手や中団からの早めに仕掛けたほうが伸びるタイプのようだ。
 昨年は不調だったが、競りにかけては自信をもっている。その自信が災いしてG級レースでの落車失格が多い。昨年後期はS2に落とされたが、今年S1に戻ってそのしぶといレースぶりを見せはじめている。
 弟子には武田和也(92期)がいる。現在はA2だが先行に徹して脚を作っている最中。21歳の若さだけに今後の成長が楽しみだ。

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