村西氏は、「大坂なおみさまが粉砕した人種差別の壁」と題したブログ記事の中で、「これから先2年間の『サヨナラ』イベントで1000億円は手にするだろうと言われています」と嵐の経済効果に触れた上で、「40近くの年齢になっても、歌ったり踊ったり、のアイドル稼業を強いられては、本人たちは、もういい加減にして欲しい、との思いでございましょう」と想像した。
同ブログ記事では、“ジャニーズ事務所の終焉”が近いとも予言。嵐の今後については、「困難が予想されます」とキッパリ。
その理由として「AKBで人気者だったアイドルが『グループ』を卒業して一本立ちした途端に、あれほど熱狂していたファンが離れていったように、嵐のメンバーにも前途多難が待ち構えているのでございます」と指摘した。
今悲しみに暮れているファンについて、「グループが解散してしまえば、生き甲斐だった『選択の喜び』を奪われたファンは、急に熱が冷めてしまうのです」と言及し、嵐の人気はグループであるからこそ高く保たれていると強調した。
村西氏はSMAP解散時にも「ジャニーズ事務所が日本のエンターテインメント界を牛耳っているって? 情けない」と事務所を批判。「テレビもメディアも萎縮し過ぎなんですよ。破廉恥なだけ。常識を知らないだけ。ウンコみたいなもんですよ。鳴かず飛ばずのSMAPを育てた飯島マネージャーをあっさり切って棄てちゃう」とバッサリ切り捨てていた。
村西氏とジャニーズの因縁は、田原俊彦の時代から始まっているとも言われる。村西氏は、田原と寝た女性をめぐってジャニーズ事務所と直接対決し、罵倒されて帰社したという過去がある。その後すぐに『ジャニーズ(秘)情報探偵局』を開設。インターネットのなかった時代ゆえに電話回線を引き、ジャニーズタレントのスキャンダルを集めていた。元フォーリーブスの故・北公次さんがジャニー喜多川社長と深い関係にあったことを突き止め、北さんの復活劇に手を貸したこともあった。
長年、ジャニーズ事務所と真っ向から対立してきた村西氏。今回の嵐に関するブログについて、ネット上では「ジャニーズを真っ向からディスれる著名人は村西監督だけ」「これ、訴えられたら負けるだろ」「このオッサンは無敵だな。さすがその世界で一時代を築いただけのことはある」「タッキーはジャニーズ事務所を閉店すると思う」「ジャニーズの闇を見て見ぬ振りする日本は異常だわな」など、ジャニーズ事務所を批判する姿勢に賛同する声も多く見られた。
30年以上ジャニーズと戦ってきた村西氏の言葉は今回、事務所の耳に届くだろうか? 今後の展開に期待したい。
記事内の引用について
村西とおる氏の公式ブログよりhttp://muranishi-blog.com