騒動勃発後、同番組で騒動について触れるのはおなじみの光景。とはいえ、結局、同社の森昌行社長と「たけし軍団」の“バトル”が騒動の中心となり、たけしはいわば“蚊帳の外”に置かれた格好ではある。
今月9日、森社長がマスコミ各社にファクスで“収束宣言”し、騒動はひと段落。そんな中、たけしとともにMCを務める同局の安住紳一郎アナはたけしに「まだ記者さんはたけしさんのところに来られますか」と聞いた。
するとたけしは、「いません。つまんないですね。言いたいこと言っていたんですけど、冗談が利かなくて…また新しいネタ出さなくちゃ。独立の再独立(のネタ)。元に戻るのやろうと思ってる」などと愚痴をもらし、騒動について「もう飽きちゃった」とぼやいた。
「結局、騒動の“黒幕”はたけしのビジネスパートナーと言われる愛人の女性。軍団のおかげで女性にはスポットが当たらず済んだが、月刊誌『新潮45』の連載があるにもかかわらず、『週刊新潮』が愛人にスポットを当てて報じた新潮社に対してたけしは“絶縁”を宣言したようだ」(芸能記者)
「オフィス北野」はマネジャー4人を含めスタッフは約10人。騒動前と比べ3分の1の人員で再出発した。
軍団の番頭格であるガダルカナル・タカは、23日放送のフジテレビ系「バイキング」に生出演。「オフィス北野」は総勢79人の俳優、タレントらを抱える。スタッフ約10人のうち、マネジャーは少ない。「社長もマネジャーとして換算すると5人になるが、相当厳しいことになる」と悲鳴を上げた。
タカは「現場のマネジャーが圧倒的に足りない。募集もかけたいが、まず会社を建て直さないといけない」と近況を報告。「ご迷惑、ご心配をお掛けしまして、改めておわび申しあげます」と頭を下げたのだが…。
「軍団はいずれ、たけしの新事務所に合流する予定。にもかかわらず、テレビにメンバーが出てあれこれ内情を話している。もはや、世間の関心は薄い。軍団メンバーの迷走ぶりが目立つ」(同)
たけしが抜けた後の「オフィス北野」の経営は成り立つのか。