1つ目の鉄則は「ミスをしたらすぐに謝る」。
「謝罪のタイミング。これが早いと遅いでは、受け手側の印象が違ってくる」「早いとですね、行動が悪かったと気づいて謝っているんだな、という印象ですね。遅いとですね、周囲の批判に耐えかねて謝っている」と、謝罪が遅れると行動への謝罪ではなく、火消しのための謝罪という印象を与えてしまい、誠意が伝わりにくいようだ。
2つ目の鉄則は「ミスをしたら隠さない」。
「隠しごとをしている人に、信用をもう一度与えようとは思いませんよね」「洗いざらい全部言う。そういう環境に置くことが大事なんですね」と、謝罪する時は隠しごとを一切しない。また、隠しごとができないよう、自由に質問できるような環境で謝罪することが必要だと語る。
3つ目の鉄則は「ミスをしたら自分に罰を課す」。
「謝ってそれで終わりにしたいところなんですが、それで済まないのが大人の社会」「ペナルティが無い社会であればミスはし放題。それがミスでは無く故意であっても咎められないっていうことになっちゃうんですよ」と、謝罪してそれで終わりというわけにはいかないことを説明。「大人においては、責任の取り方は2つしかないと私は思います。それは謹慎か罰金」「この2つをしっかりしないと謝っただけでは人は許さない」と、ちゃんと自分に罰を課さなくては周囲の人を納得させることは難しいようだ。
4つ目の鉄則は「復帰すること」。
「過去に隠しごとがあるのは、遅かれ早かれわかってくるわけですから、過去の経歴に嘘をついて次の場所に行くこともできず、過去を言うこともできず、逃げることは信用をリセットすることにはならないんですよ」と、キチンと謝罪せずにフェードアウトしても、同じ社会で生きていく以上、根本的な解決にはならないことを伝えた。
過ちは誰にでもある。大切なのは、過ちを犯した時にどのように謝罪するかだ。中田が語った4つの鉄則を守れば、信頼を失わずに済むかもしれない。