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結局“SMAP待ち”になった紅白の目玉

 大晦日の「第67回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が24日、東京・渋谷の同局で発表され、出場組数は、昨年から6組減って紅白23組ずつの計46組。初出場はKinKi Kids、大竹しのぶら10組となったが、大方の予想通り、白組にSMAPの名前はなかった。

 各スポーツ紙によると、同番組の矢島良チーフ・プロデューサー(CP)は出演交渉の進捗状況について、「オファーはさせていただいているが、現段階では出演していただけるとも、いただけないともお返事はいただけていない」と説明。それでも、「最後の最後までお願いを続けたい。企画かどうかも含めて、全員が納得できる形を考えていきたい」とギリギリまでの交渉継続を明言したという。

 現段階ではフジテレビ系「SMAP×SMAP」の最終回とみられる12月26日が、5人での最後の出演となることが有力。一部スポーツ紙によると、フジはSMAPに“有終の美”を飾らせるためか、同日の午後6時30分以降の全時間帯を「調整枠」としており、さらには、12月31日の午後にも約4時間の「調整枠」を残しているというのだ。

 「どう考えても、フジの方がSMAPとの関係が深く、さすがにジャニーズ事務所もそのあたりのスジを通すのでは。NHKはジャニーズ側の要求を受け入れ、“SMAP枠”にKinKi Kidsをそのまま押し込んだ。とはいえ、目玉になるような歌手を用意できなかったから、交渉の結果で見込みがなさそうでも、SMAPの出演を“エサ”にマスコミの関心を引きつけるぐらいしかできない」(芸能記者)

 目玉になるはずの初出場の宇多田ヒカルは海外からの生中継になる可能性が非常に高く、ほかに有力な歌手の名前は今のところあがっていない。

 ギリギリまで紅白は“SMAP頼み”になりそうだ。

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