舞台挨拶では、撮影や映画にまつわるエピソードが明かされた。撮影の最中に、三村は大竹のセリフを喋ってしまうという大失態を犯したようで、大竹は「次に俺が言うことなくなるという」と状況を説明し、内村は「この映画を機にですね、彼(三村)と共演NGにさせていただきます」と宣言。三村の演技に、何かと手を焼いたという。
撮影エピソードで盛り上がる中、映画に出演したTIMのレッド吉田や東京03、ハマカーン、かもめんたる、ドランクドラゴンの鈴木拓、鬼ヶ島らもゲストとして駆けつけた。
最後の締めとして、大竹から名指しされた鬼ヶ島のアイアム野田が一発芸を披露。ド緊張していた野田だったが、無事に一発芸を終えて「もう死んでもいいです」とコメント。数多くの芸人が一発芸披露を拒否する中、内村は「もう、レッドで締めましょう」と紹介すると、やる気満々のレッドが満を持して登場。
そして、内村は「それでは参りましょう。『今日のレッド』」とシャウト。会場は大いに盛り上がり、内村は「久々でございます」と嬉しそうだった。レッドは3つ一発芸を披露。1つ目はマイクに声が入らず失敗、2つ目は内村にマイクを持たせて、「位置について、よ〜い。ん〜、レッツゴー」と披露。そして、最後3つ目は「テクテクテクテク、今何時? ひじ!!」という一発芸を披露し、見事にイベントを締めた。
「今日のレッド」とは、2000年4月から2005年の9月までテレビ朝日で放送されていた大人気バラエティ番組「内村プロデュース」のワンコーナーで、レッド吉田が一発ギャグを3つ連続で披露し、大爆笑を取れたらコーナーが終了するというルールだった。無茶ぶりに近いコーナーなため、レッドにとっては試練そのものだったが、「ロドリゲス」「残りの5ミニッツ」「パンパン ここジャパ〜ン」など、苦しい状況の中から数々の名物一発ギャグを生み出し、レッドは一気に知名度を上げた。レッド吉田にとって「今日のレッド」は、まさに人生を大きく変えたコーナーなのである。