チャンピオン武藤は全日プロ8月31日の東京・両国大会で、同リング初開催となるIWGPヘビー級王座のV2戦に臨む。これまで次期挑戦者については未定だったが、この日の会見で新日プロの菅林直樹社長から「G1クライマックスの優勝者に挑戦権を与えたい」との意向が発表された。
7・21札幌大会の初防衛後は「誰でもいい」などと余裕たっぷりに語っていたが、ようやくG1覇者との次期タイトル戦が正式に決まったことでいよいよ臨戦態勢。まず「IWGPのベルトの権威が上がるよう一生懸命試合します」と意気込んだ。さらにはG1について「誰が一番強いのか、この目で観たい。いまは相手が見えませんから」と来場を示唆した。
G1来場を予告した武藤。プロレス界きっての策士だけに不気味な臭いも漂うが、一気に迎撃モードに突入したチャンピオンの動向からますます目が離せなくなってきた。