AeLL.
西 恵利香(にしえりか)
鷹那 空実(たかなくみ)
篠崎 愛(しのざきあい)
石條 遥梨(しじょうはるな)
−−まずは、自己紹介をお願いします。
西 Activity
鷹那 eco
篠崎 Life
石條 with Love
全員 AeLL.です!
−−2012年、AeLL.(エール)として活動してきて、一番印象的だったことはなんですか?
西 ファーストアルバムをリリースできたことだと思います。ずっとアルバムを出したくて、デビューから活動してきたので、一つの節目というか、区切りを迎える事ができて、来年から新しい物に取り組む事ができるかなと。
−−アルバムを発売して、周りの反応はどうですか?
西 凄く良い評価をいただきまして、このあいだ新宿のタワーレコードに行ったら2012年のアイドル部門で5位にAeLL.が入っていて。
篠崎 マジ、それヤバい!
西 それだけ沢山の方に手に取ってもらえた作品になったなぁと。
鷹那 ファンの皆さんとイベントで『北アルプスマラトン&ロードレース』に参加したんですけど、フルマラソンをリレー方式に走って、みんなで学生気分で楽しめて(笑)。AeLL.それぞれのメンバーごとでのチームに別れて参加したんですけど、私のチームが1位をとれて、それもまた良い思い出ですね。
篠崎 私もマラソンもアルバムも良い思い出なんですけど、夏の東京アイドルフェスティバルで、去年に続き、今年も錚々たる参加グループの中、『AeLL.はメインステージ無理なんじゃないか?』と言われていたんですけど、直前でメインに立てることになって。メジャーデビューしていないグループでメインステージに立ったのは私達だけだったので、誇れることだと思います。
−−お客さんの反応は如何でした?
篠崎 去年のステージでは私達を知らない方が多かったんですけど、今年はお客さんから、『AeLL.すっごくよくなったね!』と言ってもらえて、今年はSUPER☆GiRLSさんの後だったので凄いプレッシャーだったんですけど、ファンの温かい声援が印象的でした。
石條 私は、去年からやってるんですけど、『開墾』。山梨県のAeLL.村で作物を育てて、初収穫を迎えたことです!
−−ちなみに何を収穫されたんですか?
石條 あ、サツマイモとかジャガイモ、あと桃も! 自分達で耕した畑で出来た物を自分達で収穫して、スイートポテトをファミリー(AeLL.ファンはファミリーと称される)に振る舞ったりして、それが楽しいです。来年も開墾(収穫)に力を入れて、AeLL.村で育てた野菜でCafeeをやりたいです。
西 来年はお米、AeLL.米をつくりたいと思っていて、玄米で出して、健康志向をアピールしたいなって。
−−ファミリーの方はやはり男性が中心ですよね?
Hマネージャー こないだ、4回目の開墾の時はお子様連れの家族もいて。『ほら、パパ頑張ってるよ!』って(笑)。
鷹那 でも、開墾の時はやっぱり男性です!
石條 もっと気軽に来れる環境にしたい。1回でも参加して『つまらなかった』っていう人はいないんですよ! 1回来てもらうと、次回も来てくれたり。
篠崎 開墾するたびに人が増えて。
石條 参加者もドンドン増えて、ツアーバスが1台から2台に。
西 来年は3台4台となるようにしたいですね。
マネージャー 基本的にマジで重労働ですからね(笑)。
−−そんな中でも何が一番大変でしたか?
西 開墾。
石條 体を使うことはマジで大変です。
篠崎 でも、もちろん、今まで経験したことないものばかりなので、逆に新鮮でやりがいがある。
鷹那 AeLL.に入らなかったら絶対やってないです。
−−今、こういったプロジェクトに参加している事に対しては?
篠崎 最初はみんな批判してました(笑)。
鷹那 絶対ファンも参加しないと…。
石條 コンセプトが欲張り過ぎ(笑)。
西 健康、エコ、環境問題ですからね(笑)。
−−政治家のマニュフェストみたいですよね(笑)。
一同爆笑
−−その中でも個人的に一番大変だったことは?
篠崎 マラソン。胸が大きいっていう理由もあるんですけど。スポーツブラを毎回重ね付けしてます(笑)。付けすぎて酸欠になって(笑)。
西 さらし巻いてたね。
鷹那 開墾。虫が苦手なんです。大自然で沢山虫がいるんで、やったら楽しいんですけど、やる前の虫が…。
石條 私もマラソン。頑張るのが好きじゃないんですよ…。基本的にすぐ諦めちゃうんですよ。でも、チームだったんで、自分が諦めたらいけないという。
西 責任感ね。チームのリーダーでもあるし。
石條 リーダーだからって気持ちで強くなれた。
西 私は、開墾とは思うんですけど、前回、田んぼを耕した時に足を滑らせてお尻から落ちて、考えたら田んぼにお尻から落ちる事なんて、今まででは考えられない経験なんで。でも農家の人が作物を育てて、出荷して、私達の口に入ってるんだなと思ったら、凄い考え深いです。
鷹那 田んぼ大変だった、アメンボとかいるんですよ…。
西 そういった苦労がないと、お米が食べれないと思うと貴重な体験です。
篠崎 実際に作業しても、なかなか進まないし。
西 今の農業に至るまで、昔の人が作業して来て今がある。口に入るものを自分達で育てた事がなかったんで。
−−そういった貴重な経験を踏まえて、AeLL.としての活動意識は高まりそうですね。斜に構えて見ると「やらされている」と思われる事があるのでは?
西 私達が、作業をする事で、田舎離れをした若者が農作業に興味を少しでも持ってくれれば、そういう切っ掛けに私達がなれればいいんじゃないかなと思います。
−−見た目はガチでアイドルなのに、語っている事が「開墾」というギャップが素敵ですね(笑)。
篠崎 来てみたら(開墾の)楽しさがわかりますよ!
鷹那 AeLL.の活動って学生気分が味わえるんですよ。みんなで作業したり、走ったり、汗かいて、ご飯食べて(笑)。だからメッチャ楽しいです。
西 本当にファミリーですよ。
石條 作業終わりにファミリーが、みんなでお風呂行くんですよ、男湯でAeLL.がいないのに一番盛り上がるっていう(笑)。
−−絆ですね。
マネージャー 風呂の後、そこで初めてアルコールが入って、バスで改めて自己紹介が始まると盛り上がりますよね。
西 男の人の楽しそうなのって羨ましいです。
篠崎 でも、その切っ掛けが『AeLL.の開墾のお陰で仲良くなれた』って言ってもらえるんで嬉しい。
鷹那 本当の絆が生まれますよね。
西 さらにファミリーの方は皆さん常識があってマナーがいい(笑)。
−−素敵なファン(ファミリー)に恵まれてますね。
篠崎 本当に自慢です。
西 みんな凄い常識があって、ありがたいです。
−−そんな中、来年の抱負を伺いたいです。挑戦したい事、個人的な目標でも。
西 AeLL.主宰のフェスというか、私達アイドルという枠なんですけど、アーティストになりたい気持ちが強くて。ファンから『AeLL.は歌が良いね!』と言っていただけるので。アイドルさんだけではない、ミュージシャンも呼べるようなフェスが出来たらいいなと…AeLL.村とかで出来たらいいですね、山梨県を盛り上げられたらいいなと。
鷹那 来年から地方遠征が増えるんです。なので、よりAeLL.の輪を、ファミリーが増えたらいいなと。東名阪でのワンマンライブも予定しているので、とにかくAeLL.の名前を知ってもらいたいです!
篠崎 私は、AeLL.を知ってもらえる機会が、LIVEや遠征も勿論ですけど、もっともっと沢山の人に知ってもらう為に、TVの歌番組とか…。最近、私はバラエティ番組に出させていただけるようになったんですけど、1人ではなくてAeLL.としてテレビ番組などに出れたらなと。グループの名前を知ってもらわないと何も出来ないですから。
石條 私は、ファミリーと一緒に出来るイベントの機会を増やしたいです。『AeLL.って変わったことやってるね』とよくいわれるんで(笑)。ファミリーとだからこそ出来る…今、パッと思いつかないんですけど(笑)。いい感じのイベントをやりたいです!
−−AeLL.を見る目が変わりました。今後も基本活動を通じて頑張って下さい! 最後に、「開墾」を通じて、男性を見る目が変わりましたか?
篠崎 ファミリーもそうですけど、ガチで肉体労働してる男性はカッコいいです。
鷹那 街でチャラチャラしてる人とか無理だなって(笑)。不法投棄とかする人とか信じられないし、しっかり働く人がいいなと思いますね(笑)。
西 大人の人がいい。AeLL.の活動を理解してくれる人がいいですね、汗かいて一緒に働いてくれる人は格好よくみえますね。
石條 なんだろう、汚れるのを嫌がらないで働ける人がいいいですね。土まみれ、汗まみれになれる人がいい。
全員激しく共感しうなずく。
見た目はアイドル、だが活動はあくまでも「ガチ」。このギャップ感は一度ハマると癖になるかもしれない。確かに純粋労働の汗は気持ちがいい。そして、自分達が携わった食物を収穫できる体験は何にもまして格別の物だろう。AeLL.の今後の活動に注目したい。(牛嶋 一成)