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ユニコーンS ユビキタス 重賞初Vへ手応え十分

 7日(土)の東京競馬のメーンは3歳ダート王決定戦「第13回ユニコーンS」(JpnIII ダ1600m)だ。後のGI馬を輩出している一流馬への登竜門でもある一戦。美浦黄門こと本紙・橋本千春記者が白羽の矢を立てたのは、2000年の覇者アグネスデジタルとの親子制覇の可能性が限りなく高いユビキタス。初重賞制覇に自信を見せる鈴木伸調教師を直撃インタビューした。

 −−最終追い切りの感想をお願いします。
 鈴木伸師「中1週と間隔が詰まっているので、気分よく走らせることに主眼を置いてやった。タイム(坂路=800m49秒6)も速かったし、完ぺきな内容。今年6戦しているが、疲れが出るどころか、さらに良くなっています」

 −−この馬のセールスポイントは?
 鈴木伸師「素直で乗り役の指示通りに動くし、無駄なことはしない。レースに向けて集中力が高いから走るのでしょう。この点が一番のセールスポイントですね」

 −−逆に課題は?
 鈴木伸師「右回りはコーナーで外に膨れる癖がある。左回りも若干、内に行くところがあるが、それほどひどくはない」

 −−もまれる競馬になったら?
 鈴木伸師「3走前(伏竜S3着)は、4角で膨れて直線を向いても手前をかえなかった。そのとき、もまれる経験をしたが、平気だった」

 −−展開に注文はありますか?
 鈴木伸師「前走(昇竜S)は他に行く馬がいたのでハナにはこだわらなかったが、スピードの絶対値が違った。内枠(1番枠)だったこともあり、自然と逃げる形になった。スタート次第でどんな展開でも対応できるし、砂を被っても平気です」

 −−相手関係をどう見てますか?
 鈴木伸師「ドリームシグナルと、サダムイダテンは血統的にみて不気味ですね」

 −−最後に意気込みをお願いします。
 鈴木伸師「心身ともに充実しているので、普通に走ってくれば結果はついてくると信じてます。春競馬の最終戦になるし、ぜひ、有終の美を飾らせたい」

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