石井がついに闘うリングを決断した。
これまで主戦場を巡りUFCやアフリクションなど海外を中心に“就職活動”を展開していた石井。だが、ここにきて「いろんな方々と相談して、今日『戦極』と仮契約を結びました」と国内デビューをすることを発表した。
石井といえば、かねてより海外志向が強かったが「まずは日本で活躍して日本の格闘技界を盛り上げ、恩返しするということが宿命なんじゃないかと思えて戦極でやろうと決心しました」と方向転換の理由を明かした。
デビュー戦は早ければ「戦極〜第九陣〜」(8月2日、さいたまスーパーアリーナ)で出陣するプランも浮上している。吉田秀彦との“柔道王対決”についても「一番面白いカード」(國保尊弘ワールドビクトリーロード代表取締役)と前向きな意向を示しており、石井にかかる期待も大きい。そのため時代の寵児には“超破格の待遇”が用意されることになった。
本契約は本人の希望もあり、ファンイベントとして都内で行われる予定。契約は2年程度、複数試合で「海外に関しては出られるオプションをつけている」(國保代表)と将来的な海外移籍も視野に入れての契約となることを明らかにした。そればかりか、ルーキーには異例の地上波放送についても「まだどこかで放送するということには至っていませんが、出来れば少しでも多くの人に見てもらいたい。日本の格闘技界には非常に明るいニュース」と検討を示唆。「(DREAMと戦極)どちらかがよくなれば、もう一方も良くなる。相乗効果になればいい」と起爆剤の役割も期待されている。
「今日は石井慧の結婚会見に来ていただきありがとうございます。結婚相手は日本人で、戦極という相手と結婚します」。婚約会見で早くも“一夫多妻制”が許された石井。超大物は日米を股にかけ世界一を目指す。