今年6月に選手たちが提出した指導体制改善などを求める意見書をきっかけに、全日本テコンドー協会と選手の対立が浮き彫りになっている。今月8日の理事会では当時理事であった美穂氏が、当時副会長だった岡本依子氏とともに総辞職を提案するも審議されず、理事会中に過呼吸になった美穂氏が救急搬送されるなど混迷を極めた。
結局美穂氏は22日に単独で辞任する形に。しかし28日の臨時理事会では一転して当時の金原昇会長をはじめ全理事が総辞職し、4人の外部有識者による関係者のヒアリングを基に組織運営の検証、新理事選定を行うことが決定した。
スタジオで美穂氏は「金原さんのアスリートに対する愛情がなかなか感じられなかったんですね。会見の言葉と(舞台)裏の言葉であまりに裏表があると思うと信頼ができない」などと総辞職を求めた理由を語った。
しかし火曜レギュラーの高橋真麻は「金原会長には金原会長の言い分がある」などと前置きしつつ「突然『選手ファーストじゃないから総辞職にしてください』って岡本さんと高橋さんに言われたときに、代替案もないし具体的なエピソード(実績)もないし、(協会を)どういうふうにしていけばいいのかも全くないのに、『いきなり総辞職と言われても無理だよ』と(金原会長は思っている)」と美穂氏に計画性がないと指摘する場面があった。
これにネットは「確かに真麻の言うとおりだな」「テコンドー騒動に対する高橋真麻さんの意見、好き」など真麻の意見に賛同する声が見られた。一方美穂氏の主張に対しては「その後のプランが何も無かったから貴女達の総辞職は却下されたのでは」「代替案もなければただの感情論で発言してるだけ」「選手ファーストになれば金原でいいのか、金原を辞めさせたいだけなのか」などと疑問視する声が集中している。
新理事選任後のテコンドー協会に関するプランに関しては、境田弁護士が「今、いろいろ考えています」「スポンサーも(これから)探さなきゃいけない」と語るなど、具体的な発言は出なかった。
テコンドー協会の問題は金原会長が辞めて済む問題ではない。真麻の発言には多くの人から賛同する声が集まっていた。