テコンドー協会が国から多額の補助金を受けながらも、強化合宿の費用を選手に自己負担させているなどの諸問題に、小島は「選手がスポーツするためにサポートするための協会だと思うんですけど、何も行われてないですもんね。(選手の)負担になっちゃってますもんね」と、協会を一喝したのだ。
すると、番組MC・和田アキ子からは「すごく素敵なコメント」「ほんまにその通り」と芸能界のご意見番から“あっぱれ”を頂戴した小島。ご意見番のポジションを築き上げているようだ。
小島というと、2009年の『ホリプロタレントスカウトキャラバン』でグランプリを受賞。同年10月に『アッコにおまかせ!』に初出演した。10年7月にスタートしたアニメ『スティッチ! 〜ずっと最高のトモダチ〜』の主題歌「みんなのゆめ」で歌手デビューも果たしている。
その後はマルチな才能を発揮し、スポーツ番組『S☆1』(同)のスタジオ進行や取材を担当。これを機に、プロボクシング中継の進行役も務めるようになった。
メキメキと頭角を現した小島は、サッカーやラグビー番組のメインキャスターを務めるほか、バレーボール中継のスタジオMCにも抜擢。さらには、ジャーナリスト・池上彰氏の進行・解説による選挙特番『池上彰の選挙ライブ』(テレビ東京系)で、生中継リポートを担当。政治記者やアナウンサーに引けを取らない取材と堂々としたリポートぶりで、キャスターとしての評価も高まった。
そんな“弁の立つ”小島の一言が女優のプライドを傷つけたと、ある事務所がおかんむりになったという。以降、“共演NG”とされたその女優とは、広瀬すずである。
2016年9月に放送されたクイズ番組『ネプリーグ』(フジテレビ系)に、映画のPRで出演した広瀬。出題された日本語を制限時間内に英単語に訳して解答するゲームに挑戦したが、いざ始まると正解できたのは1問だけで、その他は答えられずに時間切れとなった。
すると、対戦チームの一員であった小島が、「やばーい」「ウソー、簡単なのに」と茶々を入れたのだ。さらに、クイズ直後にコメントを求められた小島は、「バカだったね〜」と広瀬に追い打ちをかけ、小島の“毒”でスタジオは盛り上がりを見せた。
ところが、清純派の看板を背負う広瀬の事務所は黙っていなかったようだ。事務所サイドが小島の発言についてスタッフに苦情を入れたという。応対したスタッフは、「冗談で言っているだけなので」となだめたそうだが、広瀬のイメージが悪化したことから、小島とは今後“共演NG”にすると通告したと報じられている。
広瀬は演技の評価は高いものの、そもそもバラエティ番組でのアドリブ対応が苦手なようだ。一方の小島は、バラエティ界の“女王”と称され、今をときめく女優にバラエティを荒らされたくない、という思いからか、ついポロリと“毒”が漏れたのだろう。
小島の発言に視聴者からは、「ナイスアシスト的に場を盛り上げたこじるり」「これは確実に本心!」「もう少しオブラートに包んだ方が良かったかも」などと賛否両論が寄せられた。
「小島は、自信過剰な性格であるがゆえ、上下関係にも厳しいようです。たしかに、選挙番組でも抜群の対応力で『こじるり無双』と呼ばれているほどで、自身の右に出るものはいないと確信を持っているともっぱらの噂です。また、若手には厳しい視線を光らせ、自分より目立つ共演者は容赦なく“潰し”にかかるそうです」(芸能ライター)
饒舌な小島なだけに、目の敵にされた若手女優は食い潰されてしまうのか。女優業で大忙しの広瀬は、バラエティ番組への出演がめっきりと減ってしまったが、いつしか“バトル返し”を期待したいものだ。