デビューからダートで6戦5連対。一度だけ連を外した3走前の伏竜S3着は、ノーズバンドで口を縛ったのをかなり気にして、4角では大きく左にモタれてしまいましたからね。それでも、すんなり逃げ切った勝ち馬から0秒3差ですから、力は示せたと思います。
もともと、少しコーナーでモタれるところがあって右回りはもうひとつ。左回りになった前走、昇竜Sでは一変。なんてスムーズ。スタートよくハナを奪いマイペースでレースを運ぶと、直線では楽な手応えでアッサリ突き放し2馬身差の快勝を飾りました。
思えば、未勝利戦の東京ダ1600mでは7馬身差の圧勝でした。底を見せていない左回りは、この馬にとって最高の条件。それに広いコースの方が走りやすいはずです。
中間は好時計をマーク、パワーアップした動きには目を奪われるほどでした。
ここには強敵はいません。実績を重ねてきた砂の走りを、力のかぎり披露するだけです。