UNHCR親善大使のアンジェリーナがチュニジアへ向かう途中、リビアとの国境にあるシューシャのキャンプで、彼女の到着でリビア難民の中に混乱を誘発したという。
戦争の混乱の中、リビアからチュニジアへ逃げてきた集団が「アンジェリーナ・ジョリー、僕らは君のために死にたい!」と連呼し、近づこうと迫って来たために、アンジェリーナ一行はその場から逃げ去ることを余儀なくされたという。
ウェブサイトX17オンラインのカメラマンは、「人々がアンジェリーナを一目見ようと相当エキサイトしていました。1000人もおよぶ難民が彼女の名前を叫びながら連呼していました。群集がアンジェリーナに近寄り、その様子を彼女の護衛は『それは強烈なものだった』と言っていました」と話す。
護衛の数も足りなかったため、アンジェリーナは訪問を中止し、避難所を探すことを強いられたという。
またそのカメラマンは、「人々はアンジェリーナが予定より早く立ち去ることを知った時、様々な反応を示していました。怒った人もいましたが、それでも彼女が来たということには熱狂していました。アンジェリーナはテントの中に避難所を見つけなければならなくなり、さらに30人の銃を備えた軍人に保護されるような状況でした。アンジェリーナは、リビア国境を訪れるという本当の危険を冒しました」と続けた。
慈善活動で知られるアンジェリーナだが、今回だけはチュニジアのモロッコ系病院への訪問はキャンセルをせざるを得なかったようだ。