「前作は金曜午後11時15分の枠だったにもかかわらず、視聴率が全7話のうち3話で2ケタを超えた。そこで今回木曜午後9時の枠に格上げされたが、終わってみると全9話が1ケタという惨敗ぶりだった」(芸能記者)
というのも、前作と今作はドラマの脚本がまったく違ったというのだ。
「『ハガネの女』は女性向けコミック誌『YOU』(集英社)に連載中の深谷かほるさん原作の人気作品。前作は原作に忠実に描かれていたが、今作はオリジナル脚本中心に制作。そのことが“火種”となってしまった」(同)
ドラマの放送終了後、深谷氏は自身のブログを通じ「私、深谷かほるは ドラマ『ハガネの女 シーズン2』の内容に対しての意思表明として、(1)原作者を降り、クレジットを削除していただきました。(2)DVDを含むビデオグラム化、モバイル配信、インターネット配信についても反対しております」と表明したが何があったのか?
「最終回の放送では深谷氏のクレジットが削除されていた。これまでのブログなどによると、降板の主な理由は4月28日放送の第2話でアスペルガー症候群の児童にスポットを当て、その児童をクラスに残すか否かをほかの児童の投票で決める、というストーリー展開にしたこと。深谷氏はクレジットの削除とDVD化などを反対する理由として『これは主に第2話の、教師としょうがい児童と保護者の描写に同意しないからです。しょうがいの有無に関わらず、児童の処遇を児童に決めさせることに同意できないからです』と“拒絶反応”を示している。今後、テレ朝はなんとかして深谷氏を懐柔しようとするだろう」(ドラマ制作関係者)
吉瀬にとっては寝耳に水だったはずだが、ファンからはシーズン3の制作を期待する声もあがっていただけに、残念な結末となってしまった。