「『野猿』は、1998年に『みなおか』内において、とんねるずの2人と番組スタッフを集めて結成されたユニットです。名前は八王子に実在するラブホテルからつけられました。最初はとんねるずお得意の身内ネタと思われたのですが、デビュー曲『Get down』『SNOW BLIND』『Selfish』など次々とヒット曲を連発します。とんねるずの楽曲を多く手がけた作詞・秋元康、作曲・後藤次利による豪華タッグも話題となりました」(放送作家)
野猿は、1999年と2000年の『NHK紅白歌合戦』に連続して出演。2001年5月には撤収(解散)するが、その中では悲劇も生まれた。
「野猿の解散にショックを受けた女子高生2人組が自殺してしまったのです。その場に残されたメモには『死ぬ理由もないけど生きている理由もない。しいて言えば疲れた』といった言葉が記されており、生前友人には『野猿が解散するなら自殺する』と話していたことも話題となりました。2人は野猿の解散コンサートを見るため福岡県から上京し、ライブ終わりに東京都内のマンションから身を投げました」(前出・同)
とんねるずが多く手がけてきた企画ユニットの中でも、とりわけ熱狂的なファンを生み出したものが野猿だったのだ。番組最終回へ向けて復活を望む声は多そうだ。