弟ジョナ・ノーランとデイヴィス・S・ゴイヤーと共に『スーパーマン:鋼鉄の男』のプロデュースを行なっているクリストファーは、リチャード・ドナー版と同じ様な成功を目指していると語った。
「子供の頃の70年代にドナーの映画にすごく夢中になっていた。1978年に『スーパーマン』を観たけど、あの映画の中にはとても叙情的なものが取り入れられていたよ。その要素があの映画を信じられないような素晴らしい作品にしていて、『スーパーマン』というものにふさわしい構成になったんだ」「かなりの印象があったよ。あの映画は、僕の子供時代に叙情的な映画とは何かって言う絶対的な基準を作ってくれた映画の一つだよ」
2008年の『ダークナイト』でエンパイアー・ベスト・ディレクター賞を受賞したクリストファーは、『スーパーマン:鋼鉄の男』の出演者はまだ考えておらず、今はストーリーを作っている段階だと語った。
MTVニュースにクリストファーは「正直に言うと、出演者のことは考えてもなかったよ。『バットマン』だろうが『スーパーマン』でも、まず大切なのはストーリーだよ」「ストーリーの段階や関連性をきっちりと完成させ、どんな風にアプローチしていくかっていうことが全てなんだよ。キャスティングは二の次さ」
そんな中、クリストファーは『ダークナイト』に続く『バッドマンシリーズ』監督第3作目を2012年に公開出来ればと考えている。
「今2012年の公開に向けて頑張っているところさ。そういう風に話し合いが進んでいるよ。とにかく今は脚本を作っているんだ」「弟のジョナは、結構長い間一生懸命にこの映画のために時間を費やしているよ。ストーリーは僕とデヴィッド・ゴイヤーが書いたものをベースにしているんだ」
クリストファー・ノーランにとって「スーパーマン:鋼鉄の男」はプロデューサーとして、「バットマン」(正式タイトルは未定)は監督として、ともに2012年公開予定だ。