今週の東京デビュー予定の注目馬は、10月28日(日)第4R芝2000m戦に出走予定のトゥルヴァーユ。馬名の由来は「掘り出し物、発見(仏語)」。牝、芦毛、2010年3月5日生。美浦・矢野英一厩舎。父ダイワメジャー、母グランバザール、母父タマモクロス。生産は日高町・天羽禮治氏、馬主はグリーンファーム。クラブ法人グリーンファーム愛馬会の募集馬の特別提供馬。母はフローラS(GII)に出走したこともある2勝馬で、半姉も中央で2勝したダルニム(父ワイルドラッシュ)がいる。本馬は母の初めてのサンデー系種牡馬の仔であり、今までの産駒とは違ったキレのある走りを期待したいが、馬体を見るとダイワメジャーというよりも、毛色もそうだがタマモクロスが強く出ている。すらっと した胴長の馬体から距離は中距離がベストと思われるので2000mの今回は良さそう。ちょうどJRAのCMでも母父のタマモクロスが取り上げられている。これもなにかの暗号か!?(笑)いずれにせよ注目したい1頭。なお、鞍上には三浦皇成騎手を予定している。
京都デビュー予定の注目馬は、10月27日(土)第5R芝2000m戦に出走予定のポラールリヒト。馬名の由来は「オーロラ、極光(独語)」。牡、黒鹿毛、2010年4月12日生。栗東・吉田直弘厩舎。父アグネスタキオン、母プンティラ、母父Acatenango。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。クラブ法人キャロットクラブの募集馬で総額3000万円。母は独オークス(当時GII)の勝ち馬で、半姉には1400m戦で3勝を挙げているぺルレンケッテ(父ディープインパクト)がいる。本馬はアグネスタキオンのラストクロップで、イケメンで賢そうな顔つきをしており、均整の取れた好馬体。繋ぎが柔らかく、トウカイテイオーを彷彿させ、いかにもキレで勝負するタイプ。10月7日 の京都第3Rダート1800m戦でデビュー予定であったが、レース発走直前に左寛跛行(蹄鉄がずれたとのこと)の為競走除外となったが、幸いにも大事には至らず仕切り直しの一戦となる。距離はマイルからクラシックディスタンスまでが良さそう。なお、鞍上には酒井学騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜日掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」も担当している。