腹に決めたように果敢にハナを奪ったプリキュアは、向正面で2番手グループを5馬身以上離しての大逃げ。直線を迎えてもその差は詰まらず、2着に3馬身2分の1差をつけ、ゴールした。
「先生(五十嵐調教師)から『3角で早めにスパートしろ』と指示されていた通りの競馬ができました。最後まで必死に追いました」と振り返る荻野琢騎手は、これがうれしい初タイトル。一方、プリキュアは2005年の阪神JFから3年強…久しぶりの勝利となった。当初は日経新春杯が引退レースの予定だったが、この日の勝利で現役続行の可能性も出てきた。