たむらにとって宮迫は、吉本興業の芸人養成所であるNSCの4期先輩にあたる。関西系のニュース番組『ミント!』(毎日放送)出演時には、「嘘をついたらあかん。悔しい」と涙を見せ、話題となった。毎日電話をかけるとは、先輩思いの芸人といった印象も受けるが、一方で「やっぱり身内には甘いのね」「これって相手を気づかうっていうより、自分先輩思ってますアピールだよね」「たむけんって何かとしゃしゃり出てくるからウザいわ」といった声が聞かれる。
やはり、こうした反応が出てきてしまうのは、たむらのこれまでの言動に問題があるとも言えそうだ。
たむらは2017年11月に、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の終了を自身のインスタグラムにフライング発表してしまう。これはスタッフから内々に連絡があったものを広めてしまった形で、「出しゃばるな」「空気読め」といった批判が殺到してしまった。
2018年1月には、約580億円の仮想通貨の流出騒動が起こり、被害をこうむった藤崎マーケットのトキや、ダウンタウンの松本人志が、たむらの勧めで仮想通貨に投資していたことから、「余計なアドバイスをするな」炎上してしまった。ただ、これは怪我の功名というべきか、あらためて仮想通貨に詳しい芸人としてたむらの名が知られ、新たな仕事につながったという。一方で、飲食店経営を始め副業に手を出す、なんとなくうさんくさい芸人といったイメージも広まってしまった。
2019年1月には、たむらがプライベートで訪れたラーメン屋の店主が「カメラ、マイクなかったらおもろ無い奴でした」とツイッターに書き込み、大炎上してしまう。文句を書き込んだ店ももちろん悪いが、そもそもの経緯はたむらが当該書き込みにリプライをつける形で広まったことから、「火に油を注いだのはたむらでは」といった非難が殺到した。
何かとお騒がせの人物であるだけに、今回の宮迫への連絡アピールも、好感度アップのための一手段と見られてしまうのかもしれない。