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『小学五年生』『小学六年生』相次いで休刊

 昨年秋、小学館が『小学五年生』『小学六年生』を平成21年度で休刊すると発表した。世代によって違いはあるだろうが、定期購読していなくても、ほとんどの方は小学館の学年誌を何度か読んだことがあることだろう。このニュースに、懐かしさと同時に、寂しさを感じた人も多いのではないだろうか。『小学六年生』は昨年12月末に発売の2、3月合併号で休刊となり、『小学五年生』も2月発売の号で最後となる。

 小学館広報室は休刊について「近年の社会状況や学習環境の変化はたいへん大きく急激であり、子供たちの趣味や嗜好に多様化が進み、情報も細分化されている。(2誌が)大きな時代の変化と読者のニーズに必ずしも合致しなくなった」とコメント。いろいろと誌面の改革を続けてきたが「小学校高学年は趣味の多角化が進み、男女の性差が顕著で、情報も細分化している。学習、生活など幅広く網羅する編集方針が時代の変化に合致しなくなっていた」と説明している。 後継誌として、春に学習まんが雑誌『GAKUMAN PLUS(ガクマンプラス)』が創刊される予定。『六年生』最終号では、6ページを使ってこれまでの歴史を振り返っている。

 創刊は1922年で、『五年生』と同時に10月号から発売となった。小学館の創立が同年8月だから、この2誌はまさに会社とともに歩んできた雑誌とも言える。戦中は誌名が『国民六年生』に変更になったり、他誌との合併、その後の休刊もあった。戦後、1948年に再び『小学六年生』として復刊したが、これは先に復刊していた『小一』〜『小四』に続いて、『小五』と同時の復刊だった。

 最近は部数が5万部から6万部で推移していたというが、最大発行部数は『五年生』が63万5千部、『六年生』は46万部で、この記録も、ともに昭和48年4月号でマークされたとか。

 文字通りどこまでも仲のいい兄弟のような2誌だったが、それが休刊まで一緒とは…。子ども文化の世界でも、昭和が少しづつ消えていくようでさびしい。

(横浜六太 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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