馬場改修の為、07年から現在のコースでおこなわれるようになった桜花賞だが、過去6年を振り返ってみると的中へのヒントが見えてくる。まずは枠順であるが、下記を見て頂くとわかるように連に絡んだのはすべて真ん中より外枠。内枠は3着まで広げてようやく1頭のみと圧倒的に外枠有利であり、枠順が大きなカギを握っている。
07年
1着(18)2着(14)3着(3)
08年
1着(15)2着(18)3着(13)
09年
1着(9)2着(18)3着(15)
10年
1着(9)2着(8)3着(11)
11年
1着(8)2着(16)3着(17)
12年
1着(10)2着(15)3着(11)
脚質にも偏りがある。開催後半ということもあり、追い込み馬に有利な馬場状態となる。前での決着となったのは07年と10年のみで、それ以外の年の勝ち馬は10番手以下からの追い込み。余程ペースが落ち着かない限り先行馬には厳しいレース。今年は何が何でも逃げたいという陣営がいない上に、有力馬に追い込み馬が多く牽制し合うことも考えられる。それゆえペースが落ち着く可能性があり、穴をあけるなら先行馬か。
血統は圧倒的にサンデーサイレンスの血を持った馬が強い。サンデーの血を持たずに勝ったのは10年のアパパネのみで、2着に入ったのも07年ウオッカと10年オウケンサクラの2頭しかいない。連対にはサンデーの血を持つ馬が一歩リード。また、母父サンデーは08年レジネッタと11年ホエールキャプチャの2頭と、父方にサンデーの血が入っていた方が優勢。
ここまでである程度の傾向が見えてきたが、次回はさらに掘り下げ、データから導き出される特注馬を公開したいと思う。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜日掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!!〜」も担当している。