だが、その見た目と実力にもっともギャップがある人物と言えば、大木凡人だろう。彼はそのコミカルな見た目に反してグレイシー柔術の達人であり、相当な実力の持ち主であるという噂があるのだ。
どう見ても人畜無害な善人キャラの大木凡人だが、実はヤクルトスワローズに在籍していた古田敦也の従兄弟で身体能力が高く、しかも体格にも恵まれている。身長は180センチ、体重は75キロというかなりの巨漢なのだ。また、本人も昔は肉体派の特殊工作員などの「格好良い仕事」に憧れていたそうで、芸名の凡人もジェームス・ボンドからつけたものだという。
だが、ちまたで囁かれている大木凡人の“グレイシー柔術の達人”という話は全くのガセだという。実は大木凡人は同じ格闘技でも“琉球空手”の達人なのだ。一説には街で絡んできた若者達に琉球空手の腕前を披露し、最終的には土下座させてしまったとか。
大木凡人のあの人の良い笑顔は内面と実力の双方の強さから来る物だったのだろう。
ちなみにグレイシー柔術を実際に習っているのはドランクドラゴンの鈴木だそうだ。彼は一応紫帯なものの、格闘技のセンスは今ひとつだとか。逆にセンス抜群なのがV6の岡田准一で、映画にもなった主演ドラマ『SP』の役作りのために習得したフィリピン武術“カリ”と“ジークンドー”については、最終的にインストラクター免許も持つほどに精通した。
今後は誰が見せる意外な強さに、驚かされる日が来るのだろうか?