みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
北京オリンピックに馬場馬術で、国内史上最年長の法華津寛さん(アバロン・ヒルサイドファーム)が出場することになったそうです。
来月3月で67歳。ソウル大会の時に63歳で馬場馬術に出場した井上喜久子さんを上回る記録的年齢。法華津さんは昭和39年の東京オリンピックにも出場。当時は障害飛越の代表選手。まさしく44年ぶりの快挙となったわけです。
人生の折り返し地点を過ぎて、オリンピック出場が夢などというと、ほとんどの人に一笑されるのが至極当然の世の中。人生は捨てたものではないよ、いくつになっても夢をあきらめないで…法華津さんのオリンピック出場は、全国の団塊の世代や、シルバー世代に、勇気と希望を与えてくれた気がします。
さて、あすの東京競馬のメーンは「共同通信杯」です。
過去の勝ち馬にはナリタブライアンやエルコンドルパサー。ジャングルポケットにアドマイヤムーン。競馬史に残る名馬が名前を刻んでいます。
ここ2年は続けてラジオNIKKEI杯2歳S組が優勝。今年は1、2着馬が参戦。なかでも主役はサダムイダテンです。4角大外最後方からクビ差まで猛追したラジオNIKKEI杯は確かに強烈なインパクト。とはいえ、時計の2分7秒0は、あまりにも平凡。長距離輸送、初めての左回り。課題も残っています。
東京は土曜の降雪が、日曜にもかかるという予報。馬場状態が気がかりです。重馬場と判断して本命をショウナンアルバにしました。
それというのも人気のラジオNIKKEI杯1、2着馬は、東京を意識するあまりに、仕掛けを遅らせる乗り方をしてきそうな気配。逃げるのはイイデケンシン。競り込んで行きそうな馬が見当たらず単騎逃げ。このケンシンの直後で楽に競馬ができそうなのがSアルバ。前走の若竹賞は休養明けで20kg増。やや急仕上げの印象。それでも余力を残して優勝。やや時計を要した馬場で芝1800m1分49秒1も立派です。自在に立ち回れるセンスの良さを兼備。叩いた変わり身と、3度目の1800m。一角崩しに期待です。