報道をまとめると、岡田は「永遠の0」で最優秀主演男優賞、「蜩ノ記」で最優秀助演男優賞の2冠を獲得。女優では1979年の大竹しのぶと昨年の真木よう子(32)が主演・助演のW受賞を果たしているが、男優では初の快挙となった。
岡田は「ここの舞台に立つことを応援してくれた皆さんに感謝します」とトロフィーを握りしめながら感涙。「永遠の0」は作品賞や監督賞など最多8部門で最優秀賞を受賞したという。
また、岡田は賞レースに消極的なジャニーズ事務所の所属タレントとしては初めてアカデミー賞に出席して初の栄冠を手にした。W受賞に加え、話題賞の俳優部門と合わせ三冠王となった岡田だが、これで俳優として名実ともに事務所の先輩であるキムタクことSMAPの木村拓哉を名実ともに上回った。
「キムタクは第30回日本アカデミー賞の際、主演映画『武士の一分』での優秀主演男優賞受賞を辞退し、わざわざ発表した。その時点では『賞レースには参加しない』という所属するジャニーズ事務所の方針を貫いたためとされていたが、関係者の間では『最優秀賞を逃したら格好がつかないので辞退したのでは』とうわさされた。しかし、岡田はすでに20本近い映画に出演しているため、ジャニーズから『(岡田が)映画に育てていただいた俳優といっても過言ではございません』との理由でアカデミー賞に出席することが発表された。
興収もキムタクの主演映画の最高は『HERO』(07年)で興行収入が81.5億だったが、『永遠の0』は87.6億円。映画俳優として岡田は“キムタク超え”を果たした。ほかにも岡田はキムタクが主演していないNHKの大河ドラマで主演をつとめている」(芸能記者)
今年は「HERO」の映画版第2弾が公開されるが、キムタクの“岡田超え”は難しそうだ。