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JBCクラシック フリオーソ 中央勢を迎撃だ

 砂の3歳王者が、一気呵成に日本ダート界の頂を射程に入れた。31日に大井競馬場を舞台に行われる「第7回JBCクラシック」(JpnI 大井2000m 31日)。並み居る中央勢を向こうに回し、地元・南関東から勇躍、フリオーソが出陣する。夏場は放牧先の坂路でみっちり乗り込まれ、心身ともにパワーアップ。JDDで脅威のレースレコードを樹立したTCKの舞台で、中央馬に“総なめ”にされてきたJBCの歴史を変えるときがきた。
 3歳ダート王者がブルーコンコルドのJBC3階級制覇に待ったをかける。JDDを2000m2分2秒9の驚異的なレースレコードで制したフリオーソが、満を持して出陣する。
 27日に船橋競馬場で行われた最終追い切りは僚馬メーンエベンターと併せ、5F62秒3→49秒2→37秒1→11秒5(右回り・不良)を計時。外を走るメーンを追走、並んで直線に入ったところで気合をつけられると、自らハミを取ってスピードアップ。余力十分に半馬身先着した。沈み込むようなフットワークで鋭伸した動きからは、休み明けの不安は微塵も感じられない。

 「体はすっきりしているし、何より光沢が出ているのがすごくいいんだ。中身は走ってみないと分からないが、外見はいい状態に仕上がっているね。タイムだけ見れば十分戦える能力はあるし、どういう競馬をしてくれるのか期待している」
 初の古馬相手にも気後れはない。川島正師の言葉にも自然と力がこもった。
 夏場は故郷でリフレッシュ。その後はカタオカステーブルに移動し、坂路調教でみっちりしごかれてきた。そして、9月16日に帰厩。馬インフルエンザの影響もあり、調整過程に多少の狂いは生じたが、そこは幾多の重賞制覇を成し遂げてきた名門・川島正厩舎だ。調教メニューを工夫してきっちり仕上げてきた。
 今春は中央のクラシック路線に敢然と挑んだが、見事なまでに返り討ちにあった。しかし、ホーム・南関東ならどうだ。ダートグレード競走では、全日本2歳優駿、JDDと2度にわたり、中央勢を完封している。
 「レースでは、追いかけられる方がいいね」3角先頭の強引な競馬で押し切ったJDDこそフリオーソの真骨頂。しかも、舞台はその時と同じ大井2000mだ。追い込むブルーコンコルドを先手必勝で押さえ込む。百戦錬磨の名伯楽の目に野望の火がともった。

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