私はいつもお客さんから「何が食べたい」って聞かれたら、迷わず「お寿司が食べた〜い!」って必ず答えちゃうくらい、昔から寿司が大好きなんだよね。スーパーに行ったらパックのお寿司を買っちゃうし、友達と食べるときは有名チェーン店の回転寿司に行くのだけど、キャバクラで出会ったお客さんとなら、やっぱ回ってない高級寿司店が当たり前。
だいたい同伴だと夕方前に待ち合わせして、お寿司屋さんで食事をしてから入店って感じなのだけど、私はアフターの夜食としてお寿司屋さんへ行く場合もあるかな。もう何時だろうとお寿司を食べたい欲求は関係ないんだよね。でもこれまで何度もお客さんにお寿司を食べさせてもらったことで、1つ気がついたことがある。
お寿司となると、やっぱり普通の食事よりもお金がかかるよね。なのに私はここぞとばかりに、ウニや大トロなど高いネタばかりを注文していた。一方でお客さんは、懐が厳しいのか安い巻きものとかを食べている人もいるのだけど、そんなのお構いなし。でもそうすると、もう誘われなくなることが多いんだよね。
そのことに気がついてから私は、多少遠慮したネタ選びでお寿司を食べるようにしている。そうすることで、お客さんには“気の使える優しい子だな”っていう好印象を与えることができて、結果的に次の同伴にも繋がるってわけ。だから食い意地を全開にしないように、今後も気をつけながらお寿司ライフを送っていこうと思ってます。
(取材/構成・篠田エレナ)